- 薬剤師の人数が少なすぎる。業務量と人数のバランスおかしくない?
- 残業が多すぎてつらい。遅番ばかりで終わる時間も分からないし。
- アインに買収されて、これから先どうなるのか?転職も考えた方がいいかな?
さくら薬局で働いてると「辞めたい」と思うこともありますよね?アインに買収され、この先の不安も大きくなり転職を考える人も多いかと思います。
この記事では、薬剤師歴18年の私が、実際の口コミも交えながら「さくら薬局薬剤師が辞めたい理由」と「辞めたい時に取るべき行動」について解説します。
この記事を読めば、「辞めたい」気持ちから「今後どうしたらいいのか」を前向きに考え行動することができるようになります。
結論からいうと辞めたい理由の上位は以下です。
- 人手不足で1人の業務負担が大きい
- ワークライフバランスがとれない
- 応援が多い
- 上司が大変そうで将来不安
- 給与が低い・給与アップが見込めない
取るべき行動は以下です。
- 現職でも解決できる問題か転職が必要かを紙に書き出し整理する
- 自分が転職活動をするべきか現職で解決するか判断する
- 転職が必要な場合は必ず自分に合った転職エージェントを活用する
- 転職時に注意する点をふまえ転職活動を行う
転職しようか迷っている方は、まずは情報収集をするべきです。今の自分はしっかり評価されているのか、もっと評価してくれる企業があるのかは転職活動をすることで分かります。
転職活動するなら「ファルマスタッフ」がおすすめです。大手転職エージェントで薬剤師満足度が高く、多くの薬剤師が利用しています。
転職エージェント比較をしたい人はこちらの記事を参考にしてください。
また、買収によりこれから「辞めたい理由」として増えてくる可能性があることを以下にまとめました。
- 経営方針の変更で現場が混乱
アインの方針やシステムに統一されることで、これまでのやり方と変わり、戸惑いが出やすい。 - 人事制度・評価基準の変更
給与や昇進基準が変わる可能性があり、「これまでの努力が評価されない」と感じる人が出てくる。 - 異動リスクの増加
アインは全国展開しているため、人員調整の一環で遠方への異動や希望外の配置が増える恐れがある。 - 業務量の増加
システム統一や研修など、過渡期に通常業務+追加業務が発生し、負担が増える。 - 職場の雰囲気の変化
これまでの「さくら薬局」の文化が薄れ、アイン流に変わることで人間関係や雰囲気が合わなくなる人が出る。 - 福利厚生や働き方の変化
有休の取りやすさや残業規制など、これまでの待遇が変わり「働きにくい」と感じる可能性。 - 将来への不安感
「今後どうなるのか分からない」という不透明さがストレスになり、転職を考える薬剤師が増える。

先のことは分からないけど心の準備をしておくことは大事だよね。準備をすることで対応できることもあるからね。
※この記事は、OpenWorkの口コミを参考に執筆しています。
さくら薬局とはどんな企業?
さくら薬局は、クラフト株式会社が運営する調剤薬局チェーンで、全国に約800店舗以上を展開しています。
地域密着型の薬局として、在宅医療やかかりつけ薬剤師の推進にも力を入れており、患者一人ひとりに丁寧な対応を重視しています。
2025年8月にアインホールディングスに買収され、今後は経営方針やシステムがアイン薬局に統一されることが予想されます。そのため、給与体系や評価制度、研修制度も段階的に変化する可能性があります。
- ブランド名は当面残る
患者や地域の混乱を避けるため、数年は「さくら薬局」のまま運営される可能性が高いです。 - 経営方針・システムは徐々に親会社に統一
給与体系・評価制度・研修制度などはアイン薬局の仕組みに合わせて変わり、シフト管理や薬歴システムなども段階的に統合されます。 - 従業員への影響
研修やキャリアパスの整備など大手ならではのメリットがある一方、制度変更や評価基準の変化で一時的に混乱や不安が生じる可能性もあります。
現状のさくら薬局薬剤師のリアルな働き方はこちらの記事にまとめています。

さくら薬局はまさに改編期。これからどうなるか不安な人も多いよね。おそらくアインのやり方に近づく可能性は高いのでアインについても知っておくと良いよ。
さくら薬局薬剤師が辞めたいと感じる理由5選
さくら薬局を辞めたいと感じている人の実際の口コミには以下のようなものがあります。
辞めたいと感じている理由を具体的に見ていきます。
人手不足で1人の業務負担が大きい
さくら薬局で辞めたい理由で最も多いのが「人手不足による業務負担」。
店舗による所が大きいですが、人がいないことによって1人が捌く処方箋枚数が多く余裕がなくなり、その中で在宅まで求められ疲弊していく人がいるようです。
また、人がいない店舗では希望休が取りにくく、ワークライフバランスにも支障が。
逆に、休みが多く有給もとりやすいって口コミも多いので「何で自分の店は」と不満につながります。

一時的なことなら耐えれるかもしれないけど、改善が見られない場合は「いつまで続くのか」と辞めたくなるよね。もっと楽な働き方はきっとあるはず。
ワークライフバランスがとれない
さくら薬局は比較的ワークライフバランスがとりやすいとの声が多いです。
しかし、店舗によっては「残業が多い」「遅番ばかり」「目の前の病院が終わらないから終わる時間がいつも違う」などから辞めたいと思う人もいます。
店舗による所が多いので異動により改善できれば良いですが無理な場合は転職も選択肢になってきます。

プライベートの時間がなくなると何の為に仕事をしているか分からなくなるよね。環境によっては両立は必ずできるから諦めないでね。
応援が多い
管理薬剤師以外の人や新人に多いようですが、応援がとても多くなると負担となり「辞めたい」につながります。
応援先が近いとまだ良いですが、1時間半など遠い店舗に行かされると不満になります。
また、応援先では慣れない人で気を遣ったり、応援先のやり方が自店と微妙に異なることもストレスとなります。

経験としてプラスになることもあるけど、多すぎるのは考えものだね。
上司が大変そうで将来不安
上司や先輩の大変さを目の当たりにし、「将来大丈夫かな」と不安となり退職を考える人もいます。
さくら薬局の一部店舗では、エリアマネージャーが店舗の人員が欠員した時に急遽の対応に追われたり、薬局長の残業が多かったりで、将来の不安を感じる人もいるようです。

上司や先輩の姿は大事だよね。将来自分がそうなると思うと「今のうちに辞めとこうかな」と思っちゃうね。
給与が低い・給与アップが見込めない
辞めたい理由として「給与が低い」「給与アップが見込めない」というものがあります。
さくら薬局は年収が高くない傾向もあり、給与アップもなければ転職を考える人も出てきます。
もともと大手調剤業界全体として年収は低く給与アップは少ない傾向です。年収に不満がある場合は大手調剤薬局から中小企業への転職がおすすめです。
以下は大手調剤薬局の年齢別年収の参考値です。
年齢 | アイン薬局 | 日本調剤 | クオール薬局 | クラフト(さくら薬局) | 総合メディカル | アイセイ薬局 |
---|---|---|---|---|---|---|
30歳 | 約450万円 | 約510万円 | 約500万円 | 約470万円 | 約500万円 | 約450万円 |
35歳 | 約480万円 | 約560万円 | 約530万円 | 約520万円 | 約580万円 | 約530万円 |
40歳 | 約520万円 | 約600万円 | 約480万円 | 約580万円 | 約620万円 | 約630万円 |

年収を上げたい場合はドラッグストアか中小企業調剤への転職がおすすめ。年収で100万以上上がるケースもあるので転職エージェントに相談してみよう。
大手ドラッグストアの年収についてはこちらを参考にしてください。
さくら薬局を辞めるか迷ったときにすべきこと
よく眠りよく食べる
「辞めたい」と思っている場合は疲れが溜まっている場合が多いです。疲れが溜まっている時には良い答えは出せません。
まずは、睡眠時間を確保し、好きなものを思いっきり食べて疲れをとりましょう。
紙に書き出し整理する
頭にあるモヤモヤを解消する為には「紙に書き出す」ことが重要です。以下を書き出して自分の頭の中を可視化してみましょう。
- 今の職場で悩みを解決する方法はないか?
- 時間と共に解決されないか?
- 転職をすれば悩みが解決されるか?
- 自分に問題はないか?
- 逃げの転職ではなく前向きな転職か?
- 学ぶ機会が本当に少ないか?
これらの質問が全て「YES」であれば転職をおすすめします。
信頼できる人に相談する
「転職しよう」と思っても焦ってはいけません。人に相談することで自分の考えが偏っていることを認識できる場合があります。
上司や先輩・同僚など信頼できる人に必ず相談しましょう。さくら薬局は「人がいい」って口コミも多いので解決することも多いはずです。

現状がつらい場合は「転職したら人生変わる」って視野が狭くなっている場合も多いよ。実際に転職後に前の職場に戻りたいって人もいるくらい。
異動や働き方を変更できないか確認する
「人間関係」や「ワークライフバランス」が原因で辞めたい場合は異動や働き方の変更で解決する場合があります。
過去に事例があれば解決する可能性は高いです。まずは上司に確認してみましょう。
競合他社と待遇を比較してみる
辞める前と決める前に競合調剤薬局やドラッグストアと待遇などを比較してみると良いです。
意外とさくら薬局は恵まれているのかもしれません。逆に、自分の価値基準にあった企業が見つかる可能性もあります。
競合比較はこちらの記事を参考にしてみてください。
さくら薬局を辞めた人の話を聞いてみる
さくら薬局を辞めるか迷っている場合、実際に辞めた人の話を聞くことは非常に参考になります。辞めた経験がある人は、「辞めてよかったかどうか」を具体的に知っているからです。

「さくら薬局辞めて良かった」と言われることもあるかも。できれば1人の意見でなく複数聞けるとなお良いね。
さくら薬局を辞めるべき人・辞めない方が良い人
さくら薬局を辞めるべき人・辞めない方が良い人を以下にまとめました。
- 給与をもっとあげたい人
- 環境が原因で苦しんでいる人
- 周りや上司に相談しても解決しなかった人
環境を変えることで解決する場合は転職活動を前向きに進めていきましょう。
- 働いてまだ数ヶ月の人
- 環境が原因ではなく自分が原因の人
- 漠然と転職したら何かが変わると思っている人
さくら薬局でスキル習得が途中の人は、可能であれば一通りの教育は受けておくと良いです。さくら薬局で受けた教育はその後の自信につながります。

「辞めない方が良い人」の中でもずっと我慢して辛い状況を続けない方が良いよ。
さくら薬局薬剤師の転職先の選択肢と具体例
さくら薬局薬剤師が辞める場合は、以下のような選択肢があります。
- 他調剤薬局
- ドラッグストア
- 病院
- 企業
- その他
調剤薬局への転職希望
さくら薬局薬剤師が調剤薬局への転職を希望する場合は、以下の記事を参考に検討してみてください。
また、調剤転職に強い転職エージェントのファルマスタッフに登録してサポートしてもらいましょう。内部事情や非公開情報も教えてくれますよ。
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ドラッグストアへの転職希望
さくら薬局薬剤師がドラッグストアへの転職を希望する場合は、色々な軸で他企業と比較して検討しましょう。比較するにはこちらの記事も参考にしてください。
また、ドラッグストア転職に強い転職エージェントのマイナビ薬剤師に登録しサポートしてもらいましょう。
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病院への転職希望
さくら薬局薬剤師が病院への転職を希望する場合は病院薬剤師の大変さを知っておいた方が良いです。こちらの記事を参考に検討してみてください。
さらに、病院への転職を考えている場合は、医療業界に強いネットワークを持つ転職エージェント「アポプラス薬剤師」に登録して活動するのがおすすめです。
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企業への転職希望
企業への転職は求人数が少ないためやや難易度は高めですが、決して不可能ではありません。
企業への転職に強みを持つ「マイナビ薬剤師」に登録してサポートを受けながら進めると安心です。
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その他
その他の薬剤師の仕事、あるいは薬剤師以外の職種への転職など選択肢は多くあります。
薬剤師の免許があることによる安心感は色々なチャレンジに繋がります。自分らしい道へ進みましょう。

薬剤師なら医療ライターとかもおすすめだよ。在宅ワークでしっかり稼ぐこともできるよ。
さくら薬局を辞めたい薬剤師が転職で気をつけること
転職活動はエージェントを活用して効率的に
転職活動をする場合は必ず転職エージェントを活用しましょう。
①自分に合った職場をプロが提案してくれる
→ エージェントは希望条件や不安を聞いた上で、性格や経験に合った職場を提案してくれる。
② 面接対策・書類添削をサポートしてくれる
→ エージェントは、面接官目線でのアドバイスや伝え方の工夫をしてくれるので安心。
③ ブラック企業を避けられる(内部事情を知っている)
→ HPでは分からない情報(離職率・人間関係・教育体制など)をエージェントは把握している。
④ 年収や条件交渉を代行してくれる
→ 自分で「もう少し給料上げてほしい」とは言いづらいが、エージェントが交渉してくれる。
→ 年収アップや働き方の希望が通りやすくなるのは大きなメリット。
⑤ 応募先とのやり取りをすべて任せられる
→ 仕事しながらの転職活動は大変。
→ エージェントが日程調整・応募・条件確認など全て代行してくれるので、負担が少ない。
⑥ 完全無料で利用できる
→ 転職先の企業から報酬をもらうビジネスモデルなので、求職者側の費用負担はゼロ。
→ 情報収集だけでもOKなので、気軽に相談しやすい。
転職エージェントで迷う方はこちらの記事を参考にしてください。
転職活動前に自己分析で優先順位と価値観を整理
転職活動前には今一度、自己分析を行うことをおすすめします。
- 自分の価値観と譲れないポイントを整理する
- これまで積み上げた経験やスキルを振り返る
- 自分の強みと課題を客観的に把握する
- 理想とする働き方の条件を明確にする
- 転職の目的や理由をはっきりさせる
これらを明確にすることで次の転職への指針にすることができます。また、転職エージェントに伝えることでより自分にあった転職先の紹介にもつながります。
転職先の面接時にも聞かれることもありますので一度しっかり棚卸しをしておきましょう。

転職活動には「自己分析」が最も大事!面倒だと思わずに自分としっかり向き合うことが転職成功につながるよ。
在職中の転職活動が成功のカギ
転職活動は、可能な限り在職中に進めるのがおすすめです。退職後に始めると、なかなか決まらない場合に焦りや不安が増してしまいます。

在籍中に1人で転職活動すると大変だけどエージェントの方が自分にあった転職情報を持ってきてくれるからとても簡単!
転職までの月日を空けすぎない
転職の間に長期間のブランクがあると、面接官に「何か事情があるのでは?」と不安を抱かせる可能性があります。
明確な理由が示せない場合は、印象を悪くすることもあるため注意が必要です。
前向きな退職理由を準備しておく
退職理由は、前向きな内容を用意しておきましょう。
完璧な理由である必要はありませんが、大切なのは「不満」ではなく「将来どうなりたいか」を軸に伝えることです
NG表現: 上司や同僚と合わなくてつらかった
前向きな言い換え:よりチームで協力しながら働ける職場環境を求めて転職を考えました。
NG表現: 常にバタバタして、患者さんとゆっくり向き合えなかった
前向きな言い換え:一人ひとりの患者さんとしっかり向き合える職場で働きたいと感じました。
NG表現: ここにいてもスキルが伸びない
前向きな言い換え:より専門性を高めて、スキルアップできる環境に挑戦したいと考えました。
退職理由は「現職で退職を伝える場合」「次の転職先での面接時」に伝えることになりますのでしっかり準備しておきましょう。
ボーナスが貰えるか確認する
現職でボーナスを受け取れるかは、退職のタイミングによって変わります。退職を申し出る時期によっては、減額される可能性もあります。
一般的には、「ボーナス支給日当日以降」に退職の意思を伝えると満額受け取れる場合が多いです。

軽い雑談の延長で先輩とかに聞いてみてもいいかもね。
内定をもらっても焦って即決しない
転職活動では内定をもらっても焦って即決しないようにしましょう。
- 給与・勤務条件を最終チェック
- 気になる点をエージェントに確認
- 現場見学の依頼(できれば)
- 他社選考の状況を整理
- 一晩以上あけて冷静に判断
転職先を決めてから報告する
転職を決意したら、現職の上司へ退職を伝えるのは「転職先が確定してから」にしましょう。
次の勤務先が決まっていない状態だと、上司や会社は「まだ引き止められる」と考え、説得の時間が発生します。
これは自分にとっても相手にとっても無駄になりがちです。一方、転職先が決まっていれば引き止めはほぼなくなり、双方にとってスムーズな退職につながります。
1ヶ月前には言う(可能であれば2ヶ月)
退職を決めたら、なるべく1ヶ月前までに上司に退職の意思を伝えましょう。急な退職は周囲に迷惑をかけるだけでなく、あなたの印象も悪くなりがちです。
気持ちよく退職するためにも、早めの報告は最低限のマナーです。1ヶ月あれば、自分の業務や患者さんの引き継ぎもしっかり行うことができます。
さくら薬局薬剤師へおすすめ転職エージェント
さくら薬局薬剤師におすすめする転職エージェントは希望の職種などによって異なります。
比較するのも面倒な人:ファルマスタッフとマイナビ薬剤師の2社に登録すれば間違いなし
調剤薬局に転職したい人:ファルマスタッフ
病院・クリニックに転職したい人:アポプラス薬剤師
ドラッグストアに転職したい人:マイナビ薬剤師
地方で転職活動したい人:アポプラス薬剤師
早いスピード感で転職したい人:薬キャリエージェント
次の転職先は長く継続して務めたい人:お仕事ラボ
迷ったときは、まず「ファルマスタッフ」への登録がおすすめです。薬剤師からの満足度が高く、経験豊富なエージェントが親身にサポートしてくれます。
転職エージェントで迷う場合はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ|さくら薬局薬剤師が後悔しないために
この記事では、さくら薬局薬剤師が辞めたいと感じる理由と、実際に取るべき行動について解説しました。
さくら薬局では今後、環境や制度の変化が訪れる可能性があります。不安に感じる方もいるかもしれませんが、転職は決して珍しいことではありません。
少しでも転職に関心がある場合は、まず転職サイトに登録し、エージェントに相談してみることをおすすめします。
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