- 子供が産まれたのに、毎日帰りは夜遅く…家族との時間がとれない
- 残業は月40時間。ときには日をまたぐ労働もあり、心も体も限界
- 転職したいけど、年収が下がらないか不安…
調剤併設型の大手ドラッグストアに18年勤務し、管理薬剤師・店長・調剤部門のプレイングマネージャーを歴任したOさん。
子供が産まれても帰りは毎日遅く、残業は月40時間。日をまたぐ労働をすることもありました。
この記事では、大手ドラッグストアから調剤薬局へ転職し、現在は調剤薬剤師として働くOさんにインタビューし、そのリアルな体験談をまとめました。
応募3社・面接2社・内定2社。転職活動期間は約2ヶ月。
年収は780万円→760万円とほぼ維持しながら、残業は月40時間→月3時間程度に激減。仕事は17時半に終わり、家に着く時間は2時間以上早くなりました。
この記事を読むことで、年収を大きく落とさずに「家族との時間」を取り戻す転職の進め方がわかります。
転職エージェントは自分のタイプ・目的別で選ぶことで成功に近づきます。以下にまとめましたので参考にしてください。
大手ドラッグストアから調剤薬局へ転職した体験者プロフィー
体験者プロフィール

40代 薬剤師 Oさん
- 調剤併設型大手ドラッグストア 18年 ※管理薬剤師・店長・調剤部門プレイングマネージャーを経験
- 調剤薬局 2年 ※現職(調剤薬剤師)
- 調剤経験:面分業・小児科・透析・内科・総合病院前と幅広く経験
- 薬剤師会の理事も担当
- 年収推移:780万円 → 760万円
- 残業時間:月40時間 → 月3時間程度
- 転職活動期間:約2ヶ月(応募3社・面接2社・内定2社)
Q. 一言でいうと、どんな転職でしたか?
「家族との時間を取り戻す転職」です。
管理薬剤師・店長・マネージャーと18年積み上げた会社を離れ、家から近い調剤薬局へ移りました。
年収は780万円→760万円とほぼ維持しつつ、残業は月40時間→3時間程度に。転職の満足度は5段階中4です。

18年勤務・マネージャー職・年収780万。普通なら「もったいなくて動けない」条件が揃ってるのに、家族を優先して動いた体験談だよ。しかも年収はたった20万ダウンで済んでる。マネジメント経験の強さが分かる事例!
転職を考えたきっかけ
Q. 転職を考えたきっかけを教えてください
子供が産まれ、夜遅くまで働くことに疲れてしまいました。
家族との時間よりも仕事が優先になる毎日に、疑問を感じるようになったんです。
Q. 転職前につらかったことはありましたか?
日をまたぐ労働をすることがありました。
帰りが遅いのが当たり前で、家に着く頃には家族はもう寝ている。そんな生活が続いていました。
Q. 転職を迷った理由(不安)はありましたか?
一つは、給料が減らないかということ。
もう一つは、会社が将来に向けて確定拠出年金の積み立てをしてくれていたので、それがなくなることへの不安でした。
長く勤めた会社ほど、こうした「見えない待遇」も判断材料になります。
Q. なぜ「調剤併設ドラッグストア」ではなく「調剤薬局」を選んだのですか?
子供が産まれたこともあり、夜遅くまで働くことに疑問があったからです。
ドラッグストアは営業時間が長く、同じ業態に移っても帰りが遅い生活は変わりません。営業時間の短い調剤薬局を選びました。
Q. マネージャーの地位や18年勤務した会社を離れるのは勇気がいる決断だったと思います。踏み切れた理由は?
嫁が会社から帰ってくるのが遅いことに不満があり、2人目の子供も産まれたので、家族を大事にしようと思いました。
さらに出世するには全国転勤が必要になる。このままここで長時間労働をして無理をしていても、先はないと感じました。
後悔はありません。

「このまま無理をしても先はない」——出世の条件が全国転勤って、家族持ちには重すぎるよね。地位や年収より「何を優先するか」で決めたのがOさんの強さだと思う。
転職活動の実際
Q. 転職エージェント・サービスは何を使いましたか?
ファルマスタッフ、マイナビ薬剤師、リクナビ薬剤師の3つを使いました。
Q. 最終的に転職につながったのは?
いろいろなエージェントを使いましたが、結局は以前自分を誘ってくれた薬局に直接話をして決めさせていただきました。
ただ、エージェントで求人を見続けたことで相場観がつかめたのは事実です。だからこそ「この条件なら移る価値がある」と判断できました。

エージェント経由じゃなく縁故で決まるパターン、実は結構ある。でも複数エージェントで求人を見てたから「自分の市場価値」が分かって、直接交渉でも条件を見極められたんだよね。情報収集としての登録は無駄にならない!
Q. 転職活動で一番大変だったことは?
求人探しです。転職前の給料から下がってしまうところが多かったです。
少し遠方まで行けば前の職場の給料を出してくれるところはありましたが、「家から近いこと」は譲れない条件でした。
Q. 書類づくりで苦労したこと・工夫したことは?
マネジメント職をしていたため、それをどのようにアピールしていいか迷いました。
調剤薬局の求人で求められるのは、まず薬剤師としての実務。管理職の経験をどう職務経歴書に落とし込むかが悩みどころでした。
Q. 面接で苦労したこと・工夫したことは?
自分が薬剤師として以外にもできる業務をアピールすることが難しかったです。
シフト調整やクレーム対応、行政対応といった経験は、言葉にしないと伝わりません。
Q. 応募した求人数と、面接した社数は?
応募3社・面接2社・内定2社でした。
転職活動にかかった期間は、開始から内定までおよそ2ヶ月です。
Q. マネージャー経験は、転職活動でどのように評価されましたか?
給与面で強いと感じました。
年収780万円からの転職で、760万円を提示してもらえたのは、マネジメント経験があってこそだと思います。
Q. 転職先を決めた「決定打」は?
将来的に自分の薬局を持ちたいという夢をかなえることができそうだったからです。
ちなみに絶対に妥協しなかった条件は、家から近いことでした。

「面接2社・内定2社」で内定率100%。マネージャー経験は年収でも採用でも武器になる。そして決め手が条件じゃなくて「自分の薬局を持つ夢」なのがいいよね。
転職後の変化
Q. 年収はどう変わりましたか?
780万円から760万円になりました。
20万円のダウンですが、労働時間の減り方を考えれば、時間単価はむしろ上がっています。
Q. 転職後、実際に変わったことは?
毎日帰りが遅かったのが、17時半には仕事が終わるようになりました。
公休は減りましたが、今の職場は有給が使いやすいため、トータルの労働時間は減っています。
業務も以前よりだいぶ負担が少なく、働きやすくなりました。
Q. 1日の流れはどう変わりましたか?
残業は月40時間→月3時間程度になりました。
Q. 転職して「良かった!」と思った瞬間は?
家に着く時間が2時間以上早くなり、家族との時間が増えたことです。
Q. 転職後に感じたギャップはありましたか?
業務量がこんなに減るとは思いませんでした。いい意味で予想を裏切られたギャップです。
Q. 「こうしておけばよかった」と感じた反省点は?
いろいろな薬局を、もっと時間をかけて見てもよかったと思います。
Q. 「これは転職前に知っておきたかった」と思ったことは?
交通費が出なかったことです。
給与や休日は確認していても、交通費や残業代の扱いは見落としがちです。契約前に必ず確認することをおすすめします。

年収20万ダウンでも、残業月40時間→3時間なら時間単価は大幅アップ。「年収の額面」だけで転職の良し悪しを判断しちゃダメな理由がここにある。ただ交通費の見落としはリアルな教訓…!
元マネージャーが調剤薬局へ転職するリアルQ&A
Q. マネージャー時代は、どんな仕事を担当していましたか?
シフト調整、クレーム対応、行政対応、エリア内での人事異動などです。
ほかにも、かかりつけ薬剤師など調剤報酬をとるための会社全体のプロジェクトや、介護施設との対応も担当していました。
Q. 新しい職場では一番下からのスタートですが、抵抗はなかったですか?
抵抗は特にありません。
年下がいる職場でもなかったため、問題はありませんでした。
Q. 今の仕事は調剤薬剤師ですか?
調剤薬剤師です。
また、会社からの依頼で薬剤師会の理事も始めました(報酬は会社とは別です)。
Q. 調剤併設ドラッグストアと調剤薬局、一番大きな違いは?
そこまで大きな差はないとは思いますが、営業時間の長さが違います。
この営業時間の差が、そのまま帰宅時間の差になります。
Q. 職場見学で確認したこと・印象に残ったことは?
正直、現在働いているところは小規模薬局だからかもしれませんが、設備が遅れているなとは感じました。
大手の設備水準に慣れていると、こうしたギャップはあります。見学で確認しておくべきポイントです。

「大手→小規模」の転職は、設備・システムのギャップがあるあるなんだよね。そのかわり営業時間が短くて業務負担も軽い。何を取って何を捨てるか、だね。
転職前後で大事なポイント&これから転職する人へ
退職時に大事なこと
引き止めが多いことを想定しておくことです。私は18年勤めていたこともあり、何人もの上司と話をするのが大変でした。
長く勤めた会社ほど引き止めは強くなります。意志を固めてから伝えましょう。
入社3ヶ月で大事なこと
大人しくして、しばらくは会社のやり方を確認したほうがいいと思います。
前職で管理職だったとしても、まずは新しい職場の流れを覚えることが先です。
薬剤師が転職で失敗しないためのポイント
残業代がつくか、交通費がつくかなど、条件をちゃんと確認しておくことです。
私は交通費が出ないことを入社後に知りました。求人票に書かれていない条件こそ、契約前に確認してください。
転職前にやっておくべき「情報収集」は?
労働条件(給与、休みなど)を常に見ておくべきだったと思います。
転職前の自分にアドバイスするなら、「求人は常に確認して、自分の価値を把握しておこう」の一言です。
これから転職を考えている人へ
人生において何を優先するかで、働く場所も変わるかと思います。
何が大事なのかをまず考えて、転職をしましょう。
この体験談から学べる転職成功のポイント
- 「何を優先するか」を先に決める——Oさんは家族との時間を最優先にした
- 求人は常にチェックして自分の市場価値を把握しておく——直接交渉でも条件を見極められる
- マネジメント経験は給与面で強い——年収780万→760万とほぼ維持できた
- 営業時間の長さ=帰宅時間の差——業態選びで生活が変わる
- 残業代・交通費など求人票にない条件は契約前に必ず確認する
- 職場見学はいろいろな薬局を時間をかけて見る——設備のギャップも確認
- 長く勤めた会社ほど引き止めは強い——意志を固めてから伝える
- 入社後しばらくは大人しく、会社のやり方を確認する

18年勤めた会社と管理職の肩書を手放して、得たのは「17時半に終わる仕事」と「家族との時間」。年収はたった20万ダウン。人生の優先順位が決まってる人の転職は、こんなにきれいに決まるんだね。
転職エージェントは自分のタイプ・目的別で選ぶことで成功に近づきます。以下にまとめましたので参考にしてください。


コメント