「スギ薬局って実際ホワイトなの?」「ドラッグストアって給料が上がらないんじゃ…」——大手ドラッグストアへの転職を考えると、こんな不安が次々と浮かんできますよね。
この記事では、スギ薬局に入社してから長く働き続けている薬剤師Eさんに、リアルな働き方を本音で語ってもらいました。
管理薬剤師を経験し、産休育休を取得しながら昇格も果たした方です。
この体験談から、スギ薬局は以下のような会社だと分かりました。
- 残業は年々ホワイト化。サービス残業ゼロ・有給は年5日以上が必須
- 産休育休は当たり前に取れる雰囲気。時短は中学卒業まで利用可
- 昇格試験に受かれば給料はしっかり上がる
- 調剤もOTCも学べて、リクルーターなど薬剤師以外のキャリアも豊富
- Eさんの総合評価は90点。「柔軟に長く働きたい人」に特におすすめ
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ここからは、産休育休を取得しながら長く勤続している現役薬剤師Eさんのリアルな体験談。求人票には載っていない「中の本音」をたっぷり聞きました。
体験者プロフィール

薬剤師 Eさん
- スギ薬局に入社
- 正社員(時短勤務)
- 産休育休の取得経験あり
職場の人間関係・雰囲気
Q. 職場の雰囲気はどうでしたか?
A. 私のいた店舗は、比較的人間関係は良かったです。まれに事務さん同士や調剤室内でギスギスすることはありましたが、許容範囲だと思います。
物販側のスタッフとも仲が良く、休憩中のお喋りや飲み会もあり、忙しいときは助け合っていました。
ただ、これは店舗によります。物販側と全く話さない薬剤師や、態度が大きい薬剤師もいるとは思います。
Q. 上司や本社のサポート体制に満足していましたか?
A. 比較的満足しています。エリアマネージャーの巡回があり、困ったときは電話で相談もできます。
本社にも専属のサポート課のような部署があり、定期的に店舗へ来てくれるので、コミュニケーションはとれている方だと思います。

雰囲気は店舗(薬局長やメンバー)によって変わるのはどこも同じ。でも、エリアマネージャーの巡回や本社サポート課がちゃんと機能しているのは大手ならではの安心材料だね。
店舗間の異動・応援の実態
Q. 店舗間の異動や応援はどのくらいありましたか?
A. 正直、人によります。私は1店舗目に2〜3年いましたが、同期には1年で3店舗異動した人もいます。
店舗の要件や車の有無、本人の希望などが影響します。
Q. 転勤の範囲はどのくらいですか?
A. スギは店舗数が多く近いので、ほとんど同じエリア内での異動がメインです。基本的に家から通える範囲。県をまたぐ異動はまれです。
応援があるぶん、逆に休みが取りやすいという面もありました。

「ナショナル=全国転勤で大変そう…」というイメージほど広範囲ではなく、基本は同一エリア内。店舗が近くて応援を回しやすいことが、休みの取りやすさにもつながっているのが◎。
残業・シフトの実態
Q. 残業時間の実態を教えてください。
A. 入社した頃は、残業が月40時間ということもありました。ですが36協定などが厳しくなり、今はだいぶホワイトになったと思います。
大手なので労基も本部のチェックも厳しく、サービス残業は絶対NGという風土。
残業すれば残業代はしっかり出ますし、有給も年間最低5日は取得するよう言われます。
Q. シフトはどのように決まりますか?
A. 変形労働制で、毎月希望休を3〜4日(エリアによる)出せば、基本そこは確実に休みになります。
店舗→エリア全体の順でシフトを組み、助け合いながら休みを取っています。

今は残業月10時間以内が多く、時短勤務の方はほぼ残業なしとのこと。サービス残業ゼロを徹底できる風土は、大手ならではの安心感だね。
有給・休暇の取得しやすさ
Q. 有給は実際に取りやすいですか?
A. おそらく取りやすいと思います。時期やエリアによって有給日数の相談はありますが、そこはみんなで調整します。
Q. 急な休みへの対応はどうですか?
A. 子育て中の急なお休みでも、店舗間が近いのでシフト調整をして休めています。

店舗が近い=応援を回しやすい、が有給や急な休みの取りやすさに直結。子育て中でもきちんと回せているのは大きなポイントだね。
給与・年収の仕組み
Q. 実際の年収推移を教えてください。
A. スギは年数だけでなく、昇格試験を受けて昇格すればしっかり給料が上がる仕組みです。逆に受からなければ、ある程度で頭打ちになります。
- 1年目:600万円台(当時はドラッグ全体で賞与が厚く、残業代も加算)
- 時短勤務(現在):600万円弱(残業ほぼなし)
- 同期男性(1つ上のグレード・エリアマネージャー):800万円台
Q. 賞与・昇給の仕組みと納得感を教えてください。
A. 頑張る人は上がっていく仕組みなので、「ドラッグストアは上がらない」というイメージとは違うと思います。
ただしなんとなく働いて昇格できない人は頭打ちになります。
賞与は小売業なのでメーカーには及びませんが、中小の薬局よりは良いと感じます。評価に連動するので、売上予算の達成など結果を出せばしっかり反映されます。
Q. 産休育休をはさんでも年収は上がりましたか?
A. 産休育休を取りながらも、間で昇格しています。しっかり昇格・役職がつけば、薬剤師でも1000万円超えは可能かと。

「ドラッグは上がらない」は昇格しない場合の話。試験に受かって役職がつけば1000万円超も見えてくる。産休をはさんでも昇格できる評価制度は、長く働くうえで大きな魅力だね。
福利厚生(産休・育休・時短)の内容
Q. 産休・育休は取りやすかったですか?
A. 産休育休は当たり前に取得できる雰囲気です。「え、取るの?」という嫌な空気は一切なく、取るのが普通という認識が社員に浸透しています。
最近は1年育休を取る男性や、時短勤務の男性社員も増えています。
Q. 時短勤務はどこまで使えますか?
A. 時短勤務は子どもが中学校を卒業するまで利用でき、かなり長いのが魅力です。
多くは6時間勤務(9〜16時)で、小3終わりまでは5時間〜30分単位で選択できます。
小3までは休日固定(日祝休みなど)が可能で、通勤60分以内の配慮もあります。総合薬剤師のまま時短にできるのもポイントです。

中学卒業まで時短OKはかなり手厚い!産休育休が「当たり前に取れる」空気こそ、ライフステージが変わっても長く働ける一番の理由だね。
研修・スキルアップ
Q. 入社時・定期研修の内容は充実していましたか?
A. 入社時は3日間の宿泊研修(社会人研修・マナー講座など)があります。
その後エリアごとに集合研修があり、レジや店舗全体、薬剤師としての座学・ロールプレイ・テストを受けます。
1年目の夏に実技・筆記試験があり、合格するまでやります(最近はWEB受験も)。研修を受ければ調剤・OTCどちらの知識もしっかり身につきます。
Q. 中途入社者への研修はどうですか?
A. 中途入社もほぼ新卒と同じ流れで、店舗OJTと3ヶ月後の試験があります。認定取得の研修費用は会社負担で、基本的な研修はすべて勤務時間内です。

座学+実技試験を「合格するまで」やる仕組みは手厚い!調剤もOTCも研修でカバーできて、認定取得の費用まで会社負担なのは良心的だね。
調剤・OTC・在宅の業務実態
Q. 処方箋枚数・人員体制はどうでしたか?
A. 法定人数は満たしていますが、一般的な調剤薬局よりは人数が少なめな印象です。
私が長くいた店舗は1日約100枚/薬剤師4名・医療事務6名ほどでした。
Q. 調剤の忙しさや業務の幅を教えてください。
A. 門前と違い様々な病院から処方箋が来るので、調剤は思ったより忙しく時間もかかります。OTC接客や健康相談もあり、「調剤だけ」の働き方が苦手な人にはむしろ向いています。
Q. OTCに販売ノルマはありましたか?
A. OTCは1類の販売や相談対応が中心で、レジ打ちやアプリ登録ノルマはありません(レジは基本、事務さんが対応しています)。
Q. 在宅業務の経験は積めますか?
A. 在宅は店舗によります。無菌調剤室のある店舗や在宅専門店舗では、本格的に経験を積むことができます。

併設ドラッグならではの「幅広さ」が特徴。レジ打ちやアプリ登録のノルマがなく、薬剤師業務に集中できるのは意外とうれしいポイントだね。
評価制度・キャリアアップ
Q. 評価制度はどのように行われていましたか?
A. 評価は、売上予算の達成度やその時々の目標数値(ジェネリック率・残業削減など)、グレードごとの行動目標で数値化されます。
上期・下期に自己評価→上長評価+個別面談があり、かなりしっかりめです。
Q. キャリアアップの幅について教えてください。
A. キャリアの幅は広く、本部社員に薬剤師が多いのが特徴です。若手でもリクルーター(新卒採用)もでき、そのまま採用課へ進む人もいます。
エリアマネージャー、サポート課、専門薬剤師、社内独自の在宅専門薬剤師など道は多彩です。毎年、本部社員の公募もあるので、気になる部署に立候補することもできます。

店舗薬剤師だけでなく、本部・採用・在宅専門などキャリアの道が多彩。やる気があれば公募で挑戦できる環境は、薬剤師のキャリアとしてかなり広いね。
長く働いて「良かった点」「つらかった点」
Q. 「良かった」と感じた点を教えてください。
A. 長く働き続けられている最大の理由は、福利厚生の良さと働きやすさです。
- 福利厚生が良く、ライフステージが変わっても長く働ける
- 産休育休が取りやすく、近くに店舗がたくさんある
- 薬剤師以外のキャリア(本部社員など)も目指せる
- 様々な病院から処方箋が来るので飽きない
- しっかり薬剤師業務ができる
- 大手なので比較的ホワイト
Q. 「つらかった」「改善してほしい」と感じた点を教えてください。
A. 正直に言うと、『特にないです』という感じです。
強いて言えば、レセコンシステムがやや遅いこと、会社が大きくなり社員間の関わりが以前より減ったことくらいです。

「つらかった点=特にない」と言い切れるのは、相当ホワイトな証拠。強いて言う改善点もシステムの速度くらいなら、働きやすさは折り紙付きだね。
スギ薬局に向いている人・合わない人
Q. どんなタイプの人が向いていると思いますか?
A.向いていると思うのは、
- 1つの場所にずっといるのが嫌で、いろいろ経験したい人
- お話好きな人(患者さんとも物販スタッフともよく話す)
- 調剤もOTCも両方やりたい人
育児中の薬剤師にも特に向いています。
産休育休の取りやすさや、中学卒業まで使える時短、急な休みへの対応など、子育てとの両立がしやすい環境です。
Q. 逆に、合わないと感じる人はどんなタイプですか?
A. 「調剤だけ」「OTCだけ」など固定した働き方がしたい人や、いるだけで給料を上げたい人には向かないと思います。
Q. スギ薬局を辞める人の理由で多いのは何ですか?
A. 「エリアによっては残業が多い(昔はほぼこれ)」「評価に納得がいかない(たまにいる)」といった理由が多い印象です。

「いろいろ経験したい・柔軟に働きたい」人にはぴったり。逆に一点特化でじっくり極めたい人は、門前や病院前の調剤薬局のほうが合うかもしれないね。
まとめ|スギ薬局は「柔軟に長く働きたい薬剤師」に強い
今回は、スギ薬局に入社してから産休育休を取得しながら現役で働き続けている薬剤師Eさんに、リアルな働き方を教えてもらいました。
Eさんの総合評価は90点。
減点理由は「レセコンシステムが少し遅い」「会社が大きくなって社員同士の関わりが以前より減った」という点くらいでした。
- 1つの場所にとどまらず、いろいろ経験したい人
- 調剤もOTCも幅広くやりたい人
- お話好きな人
- 産休育休・時短を使って、子育てしながら長く働き続けたい人
スギ薬局は、門前や病院前とはかなり違う働き方になります。
マニュアルがしっかりしているぶん自由にやりたい人には不向きな面もありますが、「柔軟に、いろいろやりたい」「安心して長く働きたい」という方にはとても良い会社です。
スギ薬局が気になったら、まずは今の求人条件を転職エージェントでチェックしてみてください。相場を知るだけでも、次の一歩がぐっと踏み出しやすくなります。
どのエージェントにするか迷う場合は、こちらの比較記事も参考にしてください。
※本記事は体験者Eさん個人の経験・見解にもとづく内容であり、労働条件・制度は時期やエリアによって異なる場合があります。最新の情報は各社・各エージェントでご確認ください。



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