- ドラッグストア薬剤師って給与高めだけどやっぱりきついのかな?
- ドラッグストア薬剤師ってきついって聞くけど実際はどうなのかな?
- ドラッグストア薬剤師に向いてる人ってどんな人なんだろう?
実際、ドラッグストア薬剤師ってどんな仕事なのかリアルを知りたい方へ。
この記事ではドラッグストア薬剤師経験15年以上の私がドラッグストア薬剤師についての噂とリアル、どんな人に向いてるかをまとめました。
結論、イメージ通りな部分と異なる部分があります。
最後まで読んでいただくことで、ドラッグストア薬剤師のリアルとどんな人が向いているのかが分かります。

まずは、ドラッグストア薬剤師って何をしてるのか業務内容を解説するね
ドラッグストア薬剤師の業務
ドラッグストア薬剤師といっても調剤併設か否かで業務は大きく変わります。
調剤併設あり | 調剤業務もやりながらドラッグストア側の業務もこなさないといけない |
調剤併設なし | 調剤業務なし。ドラッグストアの業務に専念できる |
ここでは調剤業務以外の仕事を説明します。主には以下のような仕事があります。
- 品出し、商品補充
- 発注
- 新商品陳列、棚替え
- 季節品棚の入れ替え
- 健康相談、医薬品接客
- その他(期限チェック、在庫管理など)
店舗全体の売り場管理をしながら健康相談をしていく仕事です。
調剤や病院との大きな違いとしてはお客様の悩みを直接聞いて悩みに対するお薬を提案するという所です。調剤や病院では医師の指示(処方箋)のもとに薬を提供することになります。

ドラッグストア薬剤師の仕事は幅広いんだよ。
次にドラッグストア薬剤師がきついと言われる理由とリアルはどうなのかを解説するね。
ドラッグストア薬剤師がきついと言われる理由とリアル
業務量が多い
調剤併設の場合は調剤業務をしながらドラッグストア側の仕事もあり精神的・身体的にきついと言われています。調剤併設でない場合もドラッグストア業務は多岐に渡る為、きついイメージがついています。
実際は店舗によります。忙しい(お客様が多い、処方箋枚数が多い)店舗の場合は業務量も多くきついです。忙しくない店舗は容易にこなせる業務量です。どの店舗に配属されるかによります。
基本的には忙しい店舗にはある程度の経験を積んだ人を配属させるのが普通です。
肉体労働がきつい
ドラッグストアの仕事は調剤などに比べ肉体労働となります。重い栄養ドリンクやケース商品などの品出しでは力を使うケースも多いです。立ち仕事で売り場を動くことも多いので体力がない方は始めきついと感じる場合もあります。
実際はある程度働いていると慣れます。体力や筋力に自信がない人は厳しいと思いますが、普通の方だと問題ありません。
シフト勤務
企業によりますがほとんどはシフト勤務となります。9時〜21時や10時〜19時など店舗によって異なります。1日が長い場合は休日日数が増え、1日が8時間の場合は通常の休日日数となります。どちらが良いかは人によるとは思いますが、どちらも良し悪しがある部分です。
実際は店舗が変わると勤務時間も変わることが多いので、継続して同じ時間で働きたい人はきついと感じることもあるかもしれません。
土日の休日はとりにくい
土日はドラッグストアは繁忙日となりますので休日はとりにくい店舗が多いです。土日が休みがとれないことで調剤や病院の友人と休みが合わずプライベートが充実しない人がいるかもしれません。
実際、店舗としては土日に休まれるのは厳しいと思いますが応援者など調整してくれる場合も多いです。全く土日の休みがないわけではなく、あくまで休みがとりにくい仕事ということです。
昇進してエリアマネージャーになると簡単に土日の休みがとれる場合もあります。

土日は全く休めないイメージあるけどそうでもないんだよ。
1人薬剤師がきつい
通常、複数でやるべき仕事を人手不足から1人でやらなければいけない場合があります。投薬時のダブルチェックができず、ミスの不安から精神的にきついと感じる方がいます。
他にも1類医薬品や要指導医薬品の対応・健康相談など1人で仕事をこなさないといけなくなり、きついと感じる場合があります。
実際は投薬は調剤過誤がおこらないようにシステムが整っている場合も多いです。他業務は薬剤師しかできない事、登録販売者でもできる仕事がありますので業務を割り振りできれば問題ありません。
ノルマがきつい
企業によっては推奨品の販売やコンクール品の販売などの目標があります。ノルマではありませんが積極的に決まった商品やPB品を紹介していくことが嫌な人にはきついと感じることがあります。
またかかりつけ薬剤師の指名を獲得することを求められる場合があります。1ヶ月に◯件など与えられるとノルマに感じる人もいます。
実際はノルマとは言われませんが、目標として与えられることがあります。「全く商品を推奨することが嫌」、「かかりつけ薬剤師の指名とりたくない」という人はきついと思います。
目標に向かって意欲的に取り組める人には楽しく成長できる部分でもあります。
色々なお客様の接客がきつい
ドラッグストアには老若男女幅広いお客様が来店されます。中には言い方がきつい人、変わった人もいらっしゃいます。言い方がきついお客様の接客や変わったお客様はきついと感じる方も多いです。
実際、言い方がきついお客様はいますが慣れます。経験からどう対応すれば良いかが分かってきますので、コミュニケーション力が著しく低い人でなければ問題ないです。
人間関係がきつい
ドラッグストアには薬剤師以外にも登録販売者やパートの主婦の方、学生の方など幅広い人がいます。幅広い人と関わることが多いので人間関係が大変そうと思われる場合があります。
実際は店舗によりますが基本的には人間関係が難しいことはありません。普通のコミュニケーションがとれる方だと問題起こることはないです。
色々な世代の方と関われるので調剤薬局などの閉鎖的な環境より快適だと思います。
幅広い知識が必要
調剤併設の場合だと調剤知識が必要になりますし、ドラッグストア業務では市販薬、化粧品、雑貨品の知識など幅広く必要となります。幅広い知識が必要なので勉強が大変と感じる方もいます。
実際は研修制度がない企業だと大変です。大手企業だと研修制度があるので研修カリキュラムさえ受ければ幅広い知識が習得できます。
知識が不安な方は研修制度が整った大手企業にいきましょう。

ドラッグストア薬剤師のイメージとリアルで違う所もあったよね。
次にドラッグストア薬剤師のメリットを解説していくね。
ドラッグストア薬剤師のメリット
調剤や病院に比べ年収が高め
ドラッグストア薬剤師は調剤や病院に比べ年収が高めです。年収が高い部分は大きなメリットの1つです。
職種 | 平均年収 |
---|---|
ドラッグストア | 約515万〜600万円 |
調剤薬局 | 約450万~550万円 |
病院薬剤師 | 約390万~500万円 |
お客様の悩みを直接解消できる
ドラッグストア薬剤師ではお客様の悩みを聞いて適切な商品を紹介し悩みを解消することができます。調剤や病院では医師の指示のもと投薬になりますので大きな違いがあります。
自分の知識を活用しお客様の悩みに解消していくことはやりがいを感じられる部分です。
直接お客様から「ありがとう」と感謝されることも多いです。
幅広い知識が得られる
ドラッグストア薬剤師は市販薬だけでなく、化粧品、雑貨品など幅広い知識が得られます。薬学の知識のみを狭く深く知るのも良いですが、幅広い知識は日常生活にも使える知識にもなります。
薬学の知識も学びたい方は調剤併設ドラッグストアであれば学べます。
幅広いスキルが手に入る
調剤では得ることができないスキルが手に入ります。店舗運営にも関わることができますので経営スキルや作業を効率的に進めるスキルなど幅広く手に入れることができます。
管理職になれば部下指導も行いますのでマネジメントスキルまで手に入れることができます。
コミュニケーション力が高まる
ドラッグストア薬剤師はコミュニケーション力を高めることができます。毎日、お客様の健康相談にのることで傾聴力が高まります。傾聴する為には共感や笑顔など接客スキルが必要となり、日々磨かれていくことになります。

コミュニケーション力はどんな職種でも必要なので身につけるとその後のキャリアにも繋がるよ。
福利厚生が整ってる
ドラッグストアは大手企業が多いので福利厚生が整っている場合も多いです。住宅手当や社員割引、育休制度など企業によっては手厚いです。
求人数が多い
ドラッグストアの求人数はとても多いです。転職エージェントに登録すれば複数のドラッグストアを紹介してもらえます。
異動が多め。人間関係がリセットできる
比較的、店舗の異動は多めです。万一、人間関係がうまくいかなかったとしてもリセットすることができます。

ドラッグストア薬剤師はメリットも多いんだよ。実際向いてる人にはオススメなんだ。
じゃあ、どんな人が向いているか解説するね。
ドラッグストア薬剤師に向いている人
以下にあてはまる方はドラッグストア薬剤師が向いてます。
- 人と話すことが好きな人
- 知識・スキルの幅を広げたい人
- コミュニケーション力をつけたい人
- 体力に自信がある人
- 色々な人と関わりたい人
- 収入・福利厚生重視の人
- 数字達成意欲のある人
ドラッグストア薬剤師に向いてない人
以下にあてはまる方はドラッグストア薬剤師に向いていません。
- 人と話すのが嫌いな人
- 体力が全然ない人
- 目標や数字意識が全くない人
- 少ない人数の人としか関わりたくない人

向いてる人は即行動だね。向いてない人は違う職種にしよう。
向いてる人は転職エージェントへ
ドラッグストア薬剤師に向いてる人にあてはまる方は転職エージェントに登録しましょう。転職エージェントでは自分の希望を伝えると、自分にあった転職先を複数紹介してくれます。
転職するか否かは条件を見て判断すれば良いですので気軽に活用しましょう。
まとめ
この記事ではドラッグストア薬剤師について実際の経験から書かせていただきました。書いてる内容はリアルです。自分に向いてるかもと思った方はすぐに行動に移してみてください。
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