- 調剤薬局から調剤併設ドラッグストアへの転職って、実際ハードル高いのかな?
- 年収上げたいからドラッグストアへの転職に興味ある
- 調剤併設ドラッグストアへ転職した人の話を聞きたい
大手調剤薬局から調剤併設ドラッグストアへ転職したいと思いつつも不安が大きく、踏み出せない人も多いです。
この記事では、実際に大手調剤から調剤併設ドラッグストアへ転職を経験した薬剤師の方にインタビューし、そのリアルな声を分かりやすくまとめました。
読んでいただくことで、今感じている不安を軽くし、安心して転職活動の一歩を踏み出せるようになります。
最初にこの転職体験談から分かったことを以下にまとめます。
- 大手調剤薬局では、算定やかかりつけ件数など「数字目標」のプレッシャーが想像以上に強いことがある
- 本部からの指示・報告業務が多く、業務量と精神的負担が積み重なりやすい
- 「今は耐えられている」状態でも、将来の薬局長像を考えたときに限界を感じることがある
- 調剤薬局から調剤併設ドラッグストアへの転職で、年収や働きやすさが改善するケースもある
- 転職で後悔を減らすには、「自分が何を一番重視するか」を事前に明確にすることが重要
この体験談は転職を検討している薬剤師にとって非常に参考になる内容です。
転職を成功させるためには、個人の努力だけでなく「内部情報の量と質」が大きく影響します。そこで役立つのが転職エージェントです。
どのエージェントを使うか迷っている場合は、薬剤師のサポート満足度が高い「ファルマスタッフ」から情報収集を始めるのも一つの方法です。
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ファルマスタッフの口コミ・評判を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

調剤薬局から調剤併設ドラッグストアの転職体験談ってあまりないからとても参考になると思うよ。

Q&Aインタビュー:薬剤師さんのリアルな転職体験
体験者プロフィール

30代前半女性 Mさん
- 薬剤師7年目
- 新卒で大手調剤薬局入社(3年間勤務)
- 調剤併設ドラッグストアへ転職(現在4年間勤務)
今回は大手調剤薬局→調剤併設ドラッグストアの正社員での転職体験をまとめています。(転職活動期間:6ヶ月間)
転職理由・つらさ・不安
Q.転職を考え始めたきっかけを教えてください。
A.本部から求められる算定やかかりつけ件数などの目標達成に対するプレッシャーが、薬局長を通した指示で常に感じられ、加えて業務量の多さにも不満が募っていました。
また、薬局長の働き方に対して強い違和感を抱くようになり、転職を考え始めました。
薬局長は処方内容が重い患者やクレームが多い患者への投薬を避ける傾向があり、投薬に入らずパソコン作業をしている様子が不満でした。
Q.転職前に一番つらかったことは何でしたか?
A.日々の通常業務に加え、本部から指示される報告業務が大きな負担となっていました。
報告内容は、欠品した薬剤とその理由・対策、調剤中のミスの詳細、かかりつけ薬剤師の声かけ状況や同意件数など。
報告業務を行うために残業せざるを得ないこともあり、業務量の多さに疲弊していました。
報告項目や頻度の多さに意義を感じられず、ただ精神的・体力的につらさを感じる状況でした。

大手は中小に比べても細かい報告とかが多いから大変だよね。
Q.『このままじゃ無理だ』と思った瞬間を教えてください。
A.上司からのプレッシャーが薬局長に強くかかっている様子を目の当たりにしたときですね。
自分自身が追い詰められていたわけではないですが、将来薬局長の打診を受けた時にその役割を担っていける自信が持てなかったです。
Q.転職を迷った部分を教えてください。
A.前職では年間休日が多く、急に休みが必要になった場合でも他店舗から応援を受けやすいため、比較的休みが取りやすい職場でした。
転職先を考える際にも、休みの取りやすさを重視すると店舗数のある調剤薬局が良いと思ってました。
しかし、店舗数が多い薬局は規模の大きい会社になるため、報告業務の多さや本部からのプレッシャーが再び強くなるのではないかという不安がありました。
また、今とは違った不満を感じる点は必ず出てくるだろうとも思いました。
そのため、新しい環境に移るよりも慣れた職場で働き続けた方が良いのではないかという葛藤を抱いていました。
さらに転職先で今以上に人間関係に悩むのではないかという不安がありました。

今と違う不満がでてくるかもって不安はみんな持ってるよね。
Q.転職活動期間が「6ヶ月」と比較的長めですが、長くなった理由があれば教えてください。
A.転職活動を進める中で、合間を見て活動するため多少時間がかかりました。
また、すぐに転職したいという強い気持ちもなかったので、ゆっくりと時間をかけて進めました。
なので、大変という感覚はなかったです。

転職活動は良い条件があれば転職すればいいだけ。良い条件がなければ残ればいい。ゆっくり転職活動もありだね。
利用した転職エージェント
Q.実際に使った転職エージェントは?
A.薬キャリエージェントです。
Q.転職エージェントを使ってよかった点・微妙だった点を教えてください。
A.良かった点は転職を考えた動機を丁寧に理解してくれ、気持ちに寄り添って対応していただけたことです。
転職に対する不安もありましたが、常に心強くサポートしていただき安心して転職活動を進めることができました。
また、面接で想定される質問や、それに対する適切な回答方法について具体的にアドバイスをいただけた点も非常に助かりました。
微妙だった点は企業とのやり取りをすべてエージェントの方が仲介していたため、提示された条件や要望がどこまで先方の本意なのか分かりにくいと感じる場面がありました。
また、年収について交渉可能と伺っていたためお願いしましたが、実際にどの程度交渉していただけたのかが見えず、その点については疑問が残りましたね。
Q.エージェントを1社に絞っていた理由があれば教えてください。
A.当時はエージェントを複数利用するという考えはなく1社で活動するものだと思っていました。
また、複数のエージェントを利用すると電話が頻繁にかかってきそうだという懸念もありました。
ただ、振り返ってみると情報量や交渉力の違いを考えても、複数のエージェントを利用して選択肢を広げた方が良かったかもしれないと感じています。

複数使うデメリットは連絡が増えること。でも情報を得られるメリットが大きいので複数がおすすめ。不安な人はまずは1社でも。
転職活動の進め方
Q.転職活動で一番大変だったことは何でしたか?
A.面接の準備から面接終了までの一連の流れが大変でした。
また、面接会場が高速道路を利用して車で約2時間半かかる県外にあり、移動そのものも大きな負担でした。
Q.書類作成で苦労したこと・工夫したことは何でしたか?
A.会社の企業理念を事前に確認し、自己PRでは自分が企業の求める人物像に近い存在であることが伝わるよう意識して作成しました。
単なる経歴の説明にならないよう、これまでの経験と企業理念を結びつけて表現することを工夫しました。

この書き方はとても大事!自分のこれまでの経験が転職先にどのように活かせるのか、相手にとってどんなメリットがあるかを伝えることが重要。
面接対策・選考のリアル
Q.面接で苦労したこと・工夫したことを教えてください。
A.初対面の方の前で自分を表現することが苦手なため、面接では特に緊張しました。
しかし、コミュニケーション能力の面でも評価していただきたいと考え、面接官の目を見て話すことや表情が固くなりすぎないよう意識しました。
また、質問にはハキハキと答えられるよう、事前に想定される質問とそれに対する回答を準備して臨みました。
Q.面接で聞かれた質問や印象に残った出来事を教えてください。
A.自分の弱みに関する質問を受けた際、焦って言葉に詰まってしまいました。
しかし、弱みについては正直に伝えたうえで将来的なキャリアアップを見据え、その弱みを改善するために自分なりに取り組んでいる方法についても説明することができた点が印象に残っています。
最終的には面接は3社受けて3社とも内定をいただきました。

面接における大事なポイントがつまった体験談だね。マネできれば内定はきっともらえるよ。
内定先の業種・決め手
Q.転職先を決めた決定打を教えてください。
A.転職前と比べて年収が上がる点に加え、ドラッグストア事業も展開している企業であったことが決め手となりました。
以前からドラッグストア事業にも興味があり、ぜひ実際の現場を見て経験してみたいと考えました。
Q.転職先選びで絶対に妥協しなかった条件は?
A.一番は休みが取りやすい環境であること。
店舗数が多く、急な休みが必要になった場合でも他店舗から応援を受けられる体制が整っていることを重視しました。
Q.次の転職先としては、調剤併設ドラッグストアと調剤薬局のどちらを想定して探していた感じでしょうか?
A.最初は調剤薬局の面接を受けていたのですが、転職を考えるなら現状とは少し異なる働き方をしてみたいと思い、途中からは調剤併設ドラッグストアを視野に入れて探し始めました。

自分の中での転職先に求める優先順位がはっきりしてると迷いが減るよ。しっかり自己分析できるといいね。
年収・働き方の変化
Q.年収の変化を教えてください。
A.年収450万円 → 480万円にアップです。
Q.転職後、実際に変わったことを教えてください。
A.報告業務が減り、調剤業務や薬歴記載、在庫管理といった本来の業務に専念できるようになりました。
本部からの加算取得やかかりつけ同意件数に対するプレッシャーも軽減され、過度に萎縮することなく、落ち着いて働ける環境になったと感じています。

年収はアップし、働き方も改善された転職成功例だね。
転職後の満足度・良かったこと・反省点
Q.転職の満足度は5段階中何ですか?
A.満足度は5段階中3ですね。
Q.転職して良かった!と思った瞬間を教えてください。
A.まとまった休みが取れるようになったことです。
前職では、忙しい時間帯に人員を厚く配置し、比較的落ち着いている時間帯は人員を減らす体制を取っていました。
そのため、1日8時間勤務を5日間という働き方ではなく、7時間勤務を5日間+5時間勤務を1日といったシフトになることが多く、まとまった休みを確保しにくい状況でした。
現在の職場では、門前の病院によっては半日営業の店舗もありますが、比較的まとまった休みを取ることができるようになり、ワークライフバランスが改善したと感じています。
Q.転職活動で『こうしておけばよかった』と感じた反省点を教えてください。
A.前職では、薬局長に就任し薬局長業務を実際に経験しておけばよかったと感じている部分もあります。
前職では研修制度が充実していたので、シフト管理や売上・経営管理など、薬局運営に関する研修も体系的に受けることができました。
実務として薬局長業務を経験していれば、そうした知識をより深く理解し、実践的な経験として身につけることができたのではないかと思います。

転職は全てが良かったとならない場合もある。でも、残っていた方が良かったかも分からない。結局は転職後にその決断を成功にできるかどうかは自分次第。
Q.転職して感じたギャップを教えて下さい。
A.門前が総合病院であるため、業務量が多く残業も多いのではないかと想像していました。
しかし、実際には人員配置が手厚く、業務が適切に分担されているため、残業がほとんどない点は良い意味でのギャップです。
一方で、組合費や駐車場代などが給与から差し引かれる金額が想像以上に多く、その点についてはやや不満に感じています。
Q.満足度が「3/5」の理由は何ですか?
A.働きやすさで言えば十分満足しているのですが、駐車場代や組合費が給与から差し引かれていることに対する不満と薬局長までやっていれば良かったかもという部分です。
Q.転職後の1日の流れの変化を教えて下さい。
A.前職:閉店後30分残業が3割、定時退勤が7割→ 現職:定時退勤

転職は良い部分と後悔する部分で良い部分が多ければ成功だよ。
転職前にやるべき準備・情報収集
Q.転職前にやっておけばよかった情報収集は?
A.組合費や駐車場代については、ホームページなどでは詳しく確認することができませんでした。
そのため、口コミを確認したり実際に働いている方から、金銭的な負担を感じる点や入社後にギャップになりやすい点について、事前に話を聞いたりしておけばよかったと感じています。
Q.薬剤師が転職で失敗しないためのポイントを教えてください。
A.自分が働く上で何を重視するかを明確にすることです。
年収や休日数など、自分にとって譲れない条件を確認し、それに満足できる職場を選ぶ。
現状が嫌だからといって、多少納得できない条件でも妥協してしまう考え方は避けるべきだと思います。
また、見学は必ず行い、職場の雰囲気や実際の働きやすさを自分の目で確認した方が良いと感じます。

転職活動は情報勝負。色々な所から情報を集めよう。店舗見学は絶対した方がいいよ。転職した人の多くが言ってる。
退職・入社後のポイント
Q.退職時に大事なポイントを教えてください。
A.自分が担当していた業務は、早い段階から正確かつ漏れなく引き継ぐこと。
転職に伴う年金手続きでは、手続きの遅れに注意し、支払いに空白期間が生じないようにすること。
Q.入社3ヶ月間で大事なポイントを教えてください。
A.分からないことや気になることをそのままにせず、積極的に質問すること。
また、教えてもらった内容は必ずメモを取り、後から振り返れるようにしておくと良いですね。

終わりと始まりはとても大事。
調剤併設ドラッグストアへの転職で知っておくべきポイント
Q.調剤と調剤併設ドラッグストアでは働く上で感じる違いは何ですか?
A.調剤併設ドラッグストアでは、OTC医薬品の種類が多く、店頭に陳列されている商品を実際に見せながら説明する機会があります。
そのため、市販薬に触れる場面が増え、OTC医薬品に関する知識が自然と身につきます。
また、調剤とドラッグストアがお互いの集客を目的として、チラシを掲示・配布するなど連携する場面もあります。
処方箋医薬品だけでなく、市販薬やサプリメントなど幅広い商品を扱うことで、患者さまのセルフメディケーションへの意識を高められる点も大きな違いと感じています。
Q.調剤→調剤併設ドラッグストアへの転職で業務上苦労したことはありますか?
A.OTC医薬品の知識が不足しており、聞いたことのない商品が多くて苦労しました。
お客様から「どの薬が良いか」と質問された際に、すぐに適切な回答ができないこともありました。
また、OTC医薬品は種類が非常に多く、商品を覚えるのにも時間がかかり苦労しました。

Amazonとかでも市販薬の書籍はたくさんあるから不安な人は予習しておくと良いよ。
Q.OTCの勉強については、入社後の研修で学ばれましたか?それとも独学が中心でしたか?
A.中途採用のため、研修は受けておらず特別な教材も使用していませんでした。
主に会社が提供する学習ツールアプリを活用したり、実際に商品を手に取って成分名を調べながら学んでいました。
また、新しく取り扱う薬については、成分や特徴をまとめた回覧が店舗内で共有されるので、それを参考にして理解を深めています。
これから転職する人へのアドバイス
Q.転職前の自分にアドバイスするとしたら?
A.「薬局長なんてできない」と自分に制限をかけるのではなく、その会社で目指せる限りの役職までぜひ挑戦してほしい。
Q.これから転職する人に、一番伝えたい一言
A.長く働くためには、自分が仕事において何を最も重視するのかを明確にしておいてほしい。
昇給や給与、福利厚生の必要性を判断するためにも、将来のビジョンを描いておくと良いと思います。
また、複数の転職エージェントや求人サイトを利用し、いくつかの会社の話を聞いて比較することも重要。
少しでも気になることがあれば、遠慮せずにすべてエージェントに確認することをおすすめします。

転職を頑張った人が言う言葉は説得力があるね。エージェントは信用しすぎず上手く使おう!
まとめ:今回の転職で学べたポイント
この記事では薬剤師Mさんの転職体験談をまとめました。
- 大手調剤薬局では、算定やかかりつけ件数など「数字目標」のプレッシャーが想像以上に強い場合がある
- 本部からの指示や報告業務が多く、業務量・精神的負担が積み重なりやすい
- 薬局長の働き方次第で、現場スタッフの負担感や不満が大きく変わる
- 「今は耐えられている」状態でも、将来のキャリア(薬局長像)を考えたときに限界を感じることがある
- 転職を迷う理由として「休みの取りやすさ」「人間関係への不安」は非常に大きい
- 転職活動は急がず、半年以上かけてじっくり進める選択も現実的
- 調剤薬局から調剤併設ドラッグストアへの転職で、年収・働きやすさが改善するケースもある
- 転職後は「報告業務の減少」「本来業務への集中」が満足度向上につながりやすい
- 転職で後悔を減らすには、「自分が何を一番重視するか」を明確にしておくことが重要
今回の体験談から分かるように、転職は「情報の質」と「準備」があれば、決して怖いものではありません。
最初の一歩として、まずは情報収集から始めてみてください。
転職活動って何から始めて良いか分からない人はこちらの記事を参考にしてください。
転職したいけど、どの転職エージェントが良いか分からない人はこちらの記事を参考にしてください。
※本記事の体験談は、クラウドワークスで実際に薬剤師さんへ依頼・収集した内容をもとにした個人の体験談・感想です。内容は個人の経験であり、すべての方に当てはまるものではありません。



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