【薬剤師が転職4回ってやばい？】複数回転職した薬剤師のリアル体験談

転職したいけど失敗しないか不安。
転職繰り返しているとやっぱり不利なのかな？
実際に薬剤師転職している人の体験談を知りたい。

薬剤師の方は安定志向の方が多いので、「転職で失敗したくない」と感じる人がほとんどです。できるだけ多くの情報を集めて、納得してから行動したい…という気持ちもよく分かります。

この記事では、実際に複数回の転職を経験した薬剤師の方にインタビューし、そのリアルな声を分かりやすくまとめました。

読んでいただくことで、今感じている不安を軽くし、安心して転職活動の一歩を踏み出せるようになります。

最初にこの転職体験談から分かったことを以下にまとめます。

職場選びで分かったこと

設備が整った薬局はミスが減り精神的に楽
調剤室が狭く人が多い薬局はトラブルが起きやすい
ホームページがない薬局は将来性が不安

転職活動で気づいたこと

エージェントの話を鵜呑みにしない
店舗偵察・口コミチェックは必須
転職回数が多いと求人制限がかかることもある

エージェントについて

一番良かったのはファーマキャリア（交渉が強い）
初めて転職する人はエージェント利用が安心

あくまで個人の意見ですが、転職を検討している薬剤師にとって非常に参考になる内容です。

転職を成功させるためには、個人の努力だけでなく「内部情報の量と質」が大きく影響します。そこで役立つのが転職エージェントです。

どのエージェントがいいか迷ったら、薬剤師満足度の高い「ファルマスタッフ」がおすすめ。

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ファルマスタッフの口コミ・評判を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

▶ファルマスタッフ口コミ・評判まとめ

なくま

ネットでもリアルな声は少ない。転職活動しようか迷っているは参考になると思うよ。

※本記事の内容は、クラウドワークス経由で実際の薬剤師さんから収集した個人の体験談・感想に基づきます。

薬剤師が4回転職して分かったリアル体験談
まとめ

薬剤師が4回転職して分かったリアル体験談

体験者プロフィール

30代女性　Oさん

経歴

大学薬学部　卒業
調剤薬局で10年以上勤務
現在は大手薬局でパート勤務

転職理由と、職場選びで重視したポイント

Q.これまでの転職回数と、それぞれの転職理由を教えてください。また、何を重視して職場を選びましたか？

A.転職回数は4回です。理由や重視したことは以下です。

回数	転職（雇用形態）	理由	重視したこと
１回目	地元の調剤薬局から都市部の調剤薬局へ（正社員）	結婚し転居した	通勤距離と勤務時間を重視。新婚なのでワークライフバランスを大切にしたかった
２回目	近くの調剤薬局へ（正社員※途中でパートへ）	人間関係や業務内容を変えたかった	通勤距離と勤務時間を重視。在宅医療に特化しているところに魅力を感じた
３回目	関東の病院へ（パート）	夫の仕事の都合で転居した	コロナ禍で転職に苦戦し、選択肢が少なかったので仕方なく決めた。当時アンサングシンデレラを放送中で、病院薬剤師もかっこいいかもと言い聞かせた
４回目	大手調剤へ（パート）	病院がコロナ禍による業績悪化と、それに伴う契約内容変更を提案された	通勤距離、通勤方法（車通勤可能）、勤務時間を重視

Q.経験を重ねる中で、「ここは妥協しないほうがいい」と思ったポイントを教えてください。

A.働くママは通勤距離と働く時間を大切にするべきだと思っています。

また、設備がしっかりとした薬局が良いと思います。過誤などが減ると精神的な安定につながるので。

なくま

薬剤師は調剤過誤の不安がつきもの。不安をなくす為には設備や仕組みが大事！

転職で得たこと・失敗したこと・年収の変化

Q.転職で「うまくいった」と感じた点、「失敗した」と感じた点はありますか？

A.新卒の地元薬局は待遇に引かれて就職しましたが、結婚・出産を考えると最初から大手チェーンに就職すれば良かったと後悔しています。

2つ目の薬局の時に第一子を出産しましたが、時短勤務ができずに揉めて後悔しました。

また現在もパートのため収入が低く安定しないので、時短正社員を羨ましく思ってしまいます。

転職時はエージェントの言うことを鵜呑みにせず、自分でも調べたり店舗をのぞいたりしていたので、大きく失敗したことはないです。

職場見学をして違和感があったところはお断りしました。また、エージェントの担当者は数回チェンジしたことがあります。

Q.各転職で年収や待遇はどう変化しましたか？

年収は転職するたびに下がっています。勤務時間も時給も下がっているので、仕方ないと思っています。

また、パートになってから残業はないため、待遇は大差ないです。

なくま

大手は中小に比べて福利厚生がしっかりしてるから結婚・出産控えてる人にはおすすめ。エージェントは信頼しすぎず上手く使うのがポイント！

人間関係・業務量・やりがいの変化と、良い職場の見分け方

Q.職場環境（業務量・やりがい）はどう変わってきましたか？

A.基本的に業務量はどんどん増えているように感じます。変化は以下のような感じです。

回数	職場環境変化
１回目	初めて事務作業もするようになった。在宅業務も初めて実施
２回目	在宅医療に本格的に携われた。その分の負担は増えたがやりがいも増えた
３回目	入院患者への対応や注射薬の扱いなど新たな業務に携わった。人員が不安定だったため業務量は少し増えた
４回目	入職時は軽い仕事ばかりだったが、1年間の産休育休からの復帰後は業務が倍くらいに増えた。薬剤師が減ったことと、積極的に仕事をする薬剤師がいなくなったため。クリニック門前で処方内容は軽く、患者層もあまり良くないため、やりがいがあまり感じられなくなっている

Q.複数回転職したからこそ分かる、「良い職場・悪い職場の見分け方」があれば教えてください。

A.待合室や調剤室が狭いのに複数人の職員が働いている薬局は、人間関係が悪化しやすいと思います。

また、整理整頓ができていない薬局は、管理者が仕事ができない場合が多いです。あと、ホームページがない薬局は、先行き不安ではありますね。

なくま

転職前に分かっていることで、悪い職場を避けられる場合もあるから覚えておこう。

転職回数が多い薬剤師の不利と、その乗り越え方

Q.「転職回数が多いことで不利に感じたこと」はありましたか？

A.転職回数で応募に制限をかけてくる企業はあります。転職理由に関係なく数字で判断するそうなので、諦めるしかないと思います。

転職理由は面接で質問されますが、私の場合は後ろめたい理由はないのでしっかりと答えました。むしろ様々な経験をアピールする場であると考えています。

なくま

転職回数が多いとデメリットはありそうだけど、面接でしっかり自己アピール出来たら内定はとれるよ。

転職準備でやっておくべきこと

Q.転職時にやっておくと良いことはありますか？

A.情報収集は必須。私は患者向けの口コミ（Googleマップや口コミサイト）まで確認しました。

こっそり外観や薬局内を通りすがりに見たりも。様々な転職サイトを比較し、条件の相違がないか確認も大事です。

Q.辞める前にやっておくと良いことはありますか？

A.在宅患者の受け持ちがある場合は、各所へ連絡し数ヶ月前から引き継ぎをする必要がありました。

また、有休消化も含めた退職日を設定することが大事です。消化ができない場合は有休買取できないか確認も必要です。

Q.転職当初に職場で意識すると良いことはありますか？

A.人間観察をして、職員の傾向を確認していました。それぞれの立ち位置を把握することで人間関係で失敗にくいように感じます。

他にも「率先して準備や後片付けをする」「とにかくメモを取る」「マニュアルがないものは、簡単に自分で作成して良いか尋ねる」と好印象でした。

Q.調剤→病院への転職で苦労したポイントを教えてください。

A.療養型病院のため処方内容はそんなに難しくなく、実務実習の経験もあるので苦労はなかったです。むしろ楽でした。

強いて言えば、病院内が広いので薬剤科と外来の移動が大変なことくらいです。

なくま

転職時のポイントや転職直後の振る舞いなどは先に知っていることで転職が上手くいく確率があがるよ。

利用した転職エージェントと、向いている人の特徴

Q.転職エージェントは使いましたか？

A.ほとんどの転職で活用しました。以下が活用したエージェントです。

回数	決めたエージェント	詳細
１回目	ファーマキャリア	一つ一つの店舗に直接確認してくれるため、ニーズに合ったものが出てきた印象
２回目	なし	派遣職員を通して内情は知っており、応募方法も知っていたため
３回目	ファルマスタッフ	その他リクナビ薬剤師やアイデムからも別薬局の紹介があり、それらを比較して消去法で決めた
４回目	ファーマキャリア	エージェントは丁寧で感じが良く、悪い点がなかった