【病院薬剤師がつらいあなたへ】現場の悩みと転職も含めた解決策を徹底解説!

薬剤師の仕事
  • 病院薬剤師って夜勤や当直もあって体力的にきつい。
  • 病院薬剤師って人間関係つらい。板挟みも多いし。
  • 病院薬剤師って激務なのに給与安すぎ。

薬剤師の中でも特に専門的な知識が必要で業務の幅が広い病院薬剤師。

仕事内容や環境がつらいと思っている方も多いです。体力的にも精神的にもつらく病院薬剤師を続けていくことが難しい方もいます。

この記事では「病院薬剤師のつらさの理由と解決策」を現場の声を元にまとめさせていただきました。

この記事を読んでいただくと今のつらい状況からの一歩踏み出す方法が分かります。

結論から書かせていただきます。結論は以下です。

  • 現職で仕事内容を変える
  • 現職で仕事内容を変えずに残る
  • 転職して病院を変える
  • 転職して職種を変える

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なくま
なくま

まずは病院薬剤師がつらいと感じる理由をカテゴリー別に解説していくよ。思い当たる部分も多いんじゃないかな。

病院薬剤師がつらい理由15選

病院薬剤師がつらい理由(体力的な理由)

夜勤や当直がつらい

病院薬剤師の場合、夜勤や当直で体力を削られつらいと感じる方が多いです。

夜勤はスタッフが少ない割にやることは多かったり、仮眠していても寝た気がしないなどとてもつらい状況です。

生活リズムがくずれ自律神経が乱れることにより色々な身体的症状にも繋がります。

また、機械トラブルや1人の時に医師看護師にわからないことを聞かれて焦るなど精神的負担もあります。

実際に多い声

「当直明けは1日使い物にならない」

「夜勤があるから辞めたいと思ったことが何度もある」

勤務日数が多くつらい

他の職種に比べ出勤日数が比較的多いです。ただでさえ過酷な仕事なのに休む日数が少ないと体への負担も大きいです。

実際に多い声

「週6勤務が当たり前。休みが待ち遠しいって感覚すら麻痺してきた」

「シフト上は月8日休みだけど、連休がない。疲れが取れない」

勤務時間が長くつらい

病院薬剤師の場合、比較的朝も早いです。各病院にはよりますが8時半くらいには出勤している方が多いと思います。新人になると1時間前には出勤している方も多いです。

また、勤務時間が終わっても勉強会やカンファレンスがあることもあり、帰宅が遅くなり体力を削られます。

実際に多い声

「毎日残業があるから、家に帰るのは夜遅く。自分の時間なんてほとんどない」

「毎日遅くまで働いているけど、終わりが見えない。体力が持たない」

立ちっぱなし・動きっぱなしがつらい

基本的にはピッキング作業はもちろん立ちっぱなし。病棟と薬剤部の行ったり来たりで体力を奪われます。また、座る暇がない日が続くと、足や腰に負担がかかります。

実際に多い声

「立ちっぱなしで、足がパンパン。腰や膝が痛くなってくる。これが毎日続くとしんどい」

「1時間立っているだけで足がだるくなり、立ち仕事の辛さが身に染みる」

業務負担が大きくつらい

病院薬剤師の業務の幅はとても広いです。調剤・ドラッグストアに比べはるかに専門的な業務となります。

主な業務

調剤業務、抗がん剤調剤業務、TPN調剤業務、院内製剤調剤業務、DI業務、病棟業務など

1つ1つの責任も重く精神的にも体力的にも削られます。

実際に多い声

「業務が多すぎて、他の業務に回せる時間がほとんどない。薬の在庫確認や発注、患者さんへの服薬指導も、どれも重要で手を抜けない」

「毎日すべての業務に追われて、仕事の優先順位をつけるのが本当に大変。時間内に終わらせるのが精一杯」

業務外の学会発表や勉強会が多くつらい

病院薬剤師は業務外の勉強会や学会準備も多いです。自己育成のための勉強会ですが、少ない休みを奪われることもあり体力回復ができなくなりがちです。

また、学会準備も大事な休みを潰されますので、不満を持ちながら行う方が多いです。

実際に多い声

「勉強会の準備や学会発表で、家に帰ってからもずっと仕事が続く感じ。プライベートな時間が全然取れない」

「勉強会に出ることが義務みたいになっていて、参加しないと上司や同僚に気まずい思いをさせるんじゃないかと思うとプレッシャー」

病気にかかりやすくつらい

病院薬剤師は体力的・精神的に負担が大きいところに感染症リスクの高い環境で仕事をしています。よって病気になる頻度も多くつらいと感じる方も多いです。

実際に多い声

「薬剤師は接する患者さんが多いから、病気にかかるリスクが高く、特にインフルエンザの季節は恐ろしい」

「患者さんと接触する機会が多いため、風邪や胃腸炎などをもらってしまうことがよくある。健康管理が難しい」

なくま
なくま

病院薬剤師って大変すぎるよね。ほんと良くやってると思うよ。尊敬します!次に精神的な負担も解説していくね。

病院薬剤師がつらい理由(精神的な理由)

人間関係がつらい

病院薬剤師の人間関係は色々な職種の方との関わりとなり、上手く立ち回れない場合も多いです。

薬剤師との関係がつらい

そもそも病院薬剤師を続けられてる人なので強い人が多め。サバサバ系だと指摘も直球なので精神的に負担が大きい相手の言葉を気にしすぎる人は特につらい。

看護師との関係がつらい

そもそも看護師を続けられてる人なので強い人が多め。病院の中でも主導権を持っているので嫌われたら居心地がとても悪い特に主任に嫌われるとつらい。

医師との関係がつらい

良い人もいるが、高圧的なタイプ・余裕がなくきつい言い方の人もいる。電話対応などできついことを言われ精神的に参ることもある

また、時間がない方が多いので簡潔に言いたいことを伝えられない人は話を聞いてくれない。

患者様との関係がつらい

病院によりますが、重い病気をお持ちの方の場合は余裕がなく人当たりが強くなってしまう方もいます

服薬指導において聞いてくれなかったり、飲んでいる薬を教えてくれなかったりと大変な思いをすることもあります。

実際に多い声

「医師や看護師とのコミュニケーションが難しくて、軽くあしらわれたり、意見が通らないことが多い」

「新人時代は質問するのも怖かった。『そんなことも知らないの?』って空気があった」

「患者さんが感情的になることがあって、言い方がきつかったり、怒鳴られることもある。精神的にしんどい」

理想と現実のギャップがつらい

病院薬剤師になっている方は「医療従事者としてのプライドを持ち責任感が強い人」が多い傾向です。

自分の理想を持っている方も多いので、理想と現実の業務内容のギャップに不満を覚える方も多いです。

実際に多い声

「患者さんとしっかり向き合えると思っていたのに、実際は時間に追われて流れ作業のようになってしまう…」

「もっとチーム医療の一員として活躍できると思っていたのに、結局は指示通りに動くだけだった」

「理想は“患者さんの力になりたい”だったけど、現実は“ミスをしないように必死”の日々」

責任が重いのがつらい

薬剤師の仕事は命に関わる仕事なので責任が重いです。その中でも病院薬剤師は特に責任重大です。

病院の医療チームの一員として他のメンバーに迷惑はかけれないですし、1つのミスがとても大きな問題に繋がる恐れがあります。

実際に多い声

「たった1錠の間違いが患者さんの命に関わる。常に神経をすり減らしていて、家に帰っても気が休まらない」

「間違いが起きれば患者さんだけでなく、医師や看護師にも迷惑がかかる。常に責任を背負っている感じがする」

「インシデントが起きるたびに心が折れそうになる。責任の重さに押しつぶされそう」

能力が追いつかないのがつらい

病院薬剤師の知識・能力の求められる幅はとても広いです。特に新人や新しい業務を始めた時は自分の不甲斐なさにショックを受ける方も多いです。

看護師や医師に知識を求められることもあり、薬剤師なら薬のことは知ってて当然となるのでプレッシャーに感じることもあります。

実際に多い声

「周りの先輩たちがどんどん仕事をこなす中、自分だけが遅くて、申し訳なさと焦りでつぶれそうになる」

「疾患や治療に関する知識が全然足りていなくて、調べても時間がかかりすぎる。自己嫌悪になる」

「質問しても“そんなことも知らないの?”みたいな空気で、だんだん聞けなくなった」

「病棟業務で医師と会話してもうまく対応できず、知識不足を痛感。もっと勉強しなきゃとプレッシャーがきつい」

「“薬剤師なんだから知ってて当然”という空気に、ついていけない自分が情けなくなる」

患者さんを見ててつらい

病院で入院されている方は重い病気にかかっている方もいらっしゃいます。

一生懸命病気に立ち向かっている姿を見て勇気づけられることもありますが、逆に見ててつらいと感じることも多いです。

特に緩和ケアや終末期医療に関わる場合、心に残るケースがあります。

実際に多い声

「病状が悪化していく患者さんを見ているのがつらい。薬で支えたいけど、無力感を感じてしまう」

「何度も顔を合わせてきた患者さんが急変したとき、仕事とはいえ感情が追いつかない」

「小児病棟の業務で、病気と闘う子どもやその家族を見るのが苦しくなる。気持ちを切り替えられない」

「緩和ケアに関わる中で、患者さんの最期に立ち会う場面もあり、何とも言えない気持ちになる」

発表に追われるのがつらい

病院薬剤師は、自身の研究成果や実践経験を学会で発表することで、他の薬剤師や医療関係者と情報交換し、知識や技術を共有します。

忙しい中、発表の準備や資料作りに追われ精神的に負担が大きい方がいます。また、発表が苦手な人はそもそも発表がつらい場合も多いです。

特に学会・研究活動を重視する病院だと頻度が多いです。

実際に多い声

「日中は通常業務でバタバタ、帰ってから発表資料を作る日々。毎日が寝不足で限界」

「発表がプレッシャーすぎて、体調を崩してしまった。もっと余裕がある職場が羨ましい」

なくま
なくま

精神的な負担も大きいね。特に人間関係は閉鎖的な空間だからこじれてしまうと逃げ場がないからつらい。。

医師や看護師さんとのやりとりも難しいよね。

病院薬剤師がつらい理由(給与面)

病院薬剤師は他職種の薬剤師に比べ給与が低い傾向です。とても大変な仕事にも関わらず給与が低く不満が溜まっていく方が多い傾向です。

厚生労働省の調査(令和4年度)によると薬剤師の平均年収は583万円となっています。

薬剤師の職種別の平均年収は以下です。

職種別男女計
病院474万円
ドラッグストア(調剤併設)528万円
ドラッグストア(OTCのみ)500万円
ドラッグストア一律514万円
調剤薬局517万円
引用元:m3.com薬剤師

病院薬剤師の年齢別の平均年収は以下です。

年齢別男女計
20代423万円
30代586万円
40代636万円
50代692万円
60代550万円
引用元:m3.com薬剤師

勤続年数が上がり役職がつけば年収も上がりますが、その分負担も大きくなります。

実際に多い声

「新人の頃はやりがいで頑張れたけど、年数が経つと給料の低さがつらくなってきた」

「同級生の薬剤師がドラッグストアで年収100万以上多いと聞いて、なんのために頑張ってるのかわからなくなった」

「責任とスキルに見合った報酬がもらえていない感じがして、モチベーションが下がる」

「年功序列でなかなか昇給しない。頑張っても評価されていないようでむなしい」

なくま
なくま

給与面は勤続年数が上がっていくと他の職種と同じくらいになるから若いうちが特につらいね。

給与を求めるならドラッグストアに転職がいいよ。

病院薬剤師がつらい理由(環境面)

女性で病院薬剤師の方は多いです。もちろん妊娠・育児をしながら働いている方もいますが体力的・精神的に負担が大きく、給与も低め。

妊娠・育児も重なるとつらいと感じ、続けられないと感じる方も多いです。

残業なし・時短勤務など他の大手企業(調剤・ドラッグストア)では福利厚生が整っている場所も多いですが、病院だと環境が整っていない病院も多いです。

実際に多い声

「妊娠中も立ち仕事が多くて、体調が悪くても休みにくい空気がつらかった」

「当直や夜勤が免除されず、産前ギリギリまで無理して働いてしまった」

「子どもが熱を出して保育園から呼び出されたけど、他の人がカバーできず謝ってばかり」

「夜勤や急な残業が多くて、家族の協力がなかったら無理だったと思う」

「保育園のお迎えに間に合わない。職場に迷惑をかけてるってずっと罪悪感がある」

なくま
なくま

特に民間病院では福利厚生が整ってない所が多いね。

妊娠・育児によりワークライフバランスがとれない場合は福利厚生が整っている大手調剤・ドラッグストアへの転職がおすすめ。

病院薬剤師がつらい場合にとるべき行動5選

自分の考えを紙に書き出してみる

病院薬剤師がつらいと感じた時は自分の考えを紙に書き出してみましょう。頭の中だけで考えていると考えがまとまらずモヤモヤが続きます。

紙に書き出すことで以下のようなメリットがあります。

  • 感情の整理ができる
    →「自分は何がつらいのか?」が明確になって、感情に飲み込まれにくくなります。
  • 客観的に見られる
    →文字にすると、少し距離をおいて冷静に眺められるようになります。
  • 頭の中がスッキリする
    →脳の“作業メモリ”が解放されて、思考が軽くなります。

自分の考えをまとめた上で以下の決断をすると良いです。

疲れが溜まっている状態では考えることも苦しいです。一度睡眠時間をしっかり確保した上で考えてみましょう。

なくま
なくま

まずは自分が何をつらいと感じているのか」「本当にやりたいことは何なのか」「何をすれば幸せなのか」、をしっかり書き出して考えよう。

現職で仕事内容を変えずに残る

病院薬剤師が仕事内容を変えずに続ける場合は自分の健康状態をしっかり管理しながら続ける必要があります。

体力的に負担が大きい場合はとにかく睡眠時間の確保と食事をしっかりとりましょう。

精神的な負担が大きい場合は必ず周りに家族・友人・同僚に相談しましょう。

絶対にしてはいけないのは無理をすること。無理して続けられることはできません。自分を一番に考え、無理な場合は休職も検討しましょう。

現職で仕事内容を変えて残る

現職で仕事内容がつらい場合は上司に相談しましょう。病院薬剤師は仕事の幅が広く、分業の場合も多いです。相談することで仕事内容が変わる可能性もあります。

転職して病院を変える

今の病院がつらい、でも病院薬剤師はやめたくない場合は転職しましょう。病院の求人はあります。今の病院に固執する必要はありません。

まずは気軽に転職サイトに登録し転職エージェントに相談してみましょう。あなたにあった転職先や情報を教えてくれます。

転職して職種を変える

病院薬剤師がつらい場合は職種を変えましょう。ドラッグストア・調剤薬局の仕事もやりがいがあります。ワークライフバランスを保ちながら続けることが可能ですので検討してみましょう。

体力的・精神的につらい時は視野が狭くなりがちです。色々な選択肢を考えてみてください。

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なくま
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あなたが出した答えに間違いはないよ。勇気を出して一歩ふみだそう!どの道もきっとあなたが幸せになる道に繋がるよ。転職する場合は次の点に注意してね。

転職する場合の注意点

やめるときの注意点

やめる時の注意点は以下です。

  • やめるタイミングを見極める
  • やめる2ヶ月前くらいには伝える
  • 相談ではなく決定事項として話す

やめるタイミングを見極める

病院が繁忙期にやめると伝えると嫌な反応をされてしまいます。以下のタイミングで伝えるようにしてください。

比較的やめやすいタイミング

年度末(3月末)※できれば新人採用検討の時、新人教育担当を決める前、新人がある程度独り立ちした頃(6月〜9月)

やめにくいタイミング

4月〜6月(新人1人立ち前、新人教育中など)、人手不足が深刻な時、病院の繁忙期、認定資格取得直後

やめる2ヶ月前くらいには伝える

上司に口頭でやめる意思を伝えて以下を進めていきましょう。

  • 自分が担当している業務・患者・委員会・在庫管理などをリストアップ
  • 日常業務の流れ、注意点を簡単なメモやファイルにまとめておく

相談ではなく決定事項として話す

やめる意思が固まった場合は、相談ではなく決定事項としてはっきりと伝えましょう。

例)「ここで多くを学ばせていただきましたが、今後のキャリアを考え転職を決意しました。」

伝える時は「感謝」「前向きな理由」を忘れずに。

おすすめ転職サイト

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まとめ

この記事では病院薬剤師がつらいと感じる理由と解決策を書かせていただきました。

病院薬剤師はとても大変な仕事です。つらいと感じることはおかしいことではありません。

病院薬剤師は薬剤師としてのやりがいはとても感じることができますが、無理せず自分の体を大事にしてください。

あなたのつらい気持ちが少しでも楽になり一歩踏み出せることを祈っています。

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