- 調剤薬局の中で研修がしっかりしてるとこはどこ?
- 薬剤師としてスキルアップできる環境ってあるの?
- 調剤未経験でも対応できる教育体制がある企業はどこかな?
調剤薬局に転職したいけど教育体制が整っている企業が分からないって方は多いのではないでしょうか?
この記事では、調剤薬局大手6社を比較。現場で働いている人の口コミも参考に会社の教育体制をわかりやすくまとめました。
この記事を読んでいただくと自分にあった企業がどこか分かり転職の一歩を踏み出すことができます。
今回比較した大手調剤薬局6社はこちら
比較した結果、筆者のおすすめの企業は以下です。(理由:良い口コミが多め)
現場教育は、配属される店舗によっても変わってくるのが実情です。
この記事では全体的な傾向をまとめていますが、最終的には“個別の職場環境”を知ることが大切です。
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ここから大手6社を分かりやすく比較するよ。表にまとめたからみてね。
※この記事は、各企業の採用ページとOpenWorkの口コミを参考に執筆しています。
大手調剤薬局6社の研修制度を徹底比較
以下の表に研修制度をまとめました。
どの企業も基本的な教育環境はありますが企業によって仕組みは異なります。
企業名 | 教育制度 |
---|---|
アイン薬局 | 基礎・専門・マネジメントの3段階に分かれた研修制度を用意し、70種類以上の研修を通じて薬剤師の成長を支援。ビジネスマナーや接遇、専門的な調剤スキル、マネジメント力まで幅広く学べる環境が整っており、入社10年目まで段階的なフォローアップも実施。さらに、27種類の資格取得支援も行っている。 |
日本調剤 | 中途入社者向けに、入社後1年間の丁寧なフォロー体制を整えている。入社直後の集合研修や店舗でのマンツーマン指導に加え、段階的にスキルアップを図る仕組みが充実。さらに、全薬剤師対象の「15ステップアップ研修」や各種専門研修、認定資格取得支援もあり、幅広い知識と技術の習得が可能。 |
クオール薬局 | 疾患別の独自認定制度「クオール認定薬剤師制度」があり、スタンダードコースでは糖尿病や高血圧など専門知識を学ぶ。エキスパートコースでは医師や専門家の指導のもと、実習を含むチーム医療の知識を深める。役職別研修や6年間の育成プログラムも充実しており、基礎から高度薬学管理まで幅広く学べる環境が整っている。 |
クラフト(さくら薬局) | 新規採用者研修を実施し、実務の基礎を学んだ後も、500種類以上の講座から自身の経験やスキルに合わせて自由に学べる環境が整っている。基礎から専門知識まで段階的に学べる研修制度に加え、外来がん治療や緩和医療、在宅療養支援などの専門認定薬剤師の取得支援も充実しており、キャリア形成をしっかり支えている。 |
総合メディカル | 現場OJTを軸に「集合研修」「自己啓発」「ローテーション」を組み合わせた独自の教育システムで成長を支援。階層別OJTやeラーニングでスキルを認定し、取得レベルに応じて手当が支給。選択型研修も豊富で、専門性やマネジメント力を自分の希望に合わせて磨ける環境が整っている。 |
アイセイ薬局 | 中途入社者向けに2日間の研修を実施し、接遇や薬学の基礎から実践的なスキルまで段階的に学べる環境が整っている。さらに、薬の専門知識を深める「プロフェッショナル研修」と、店舗運営やマネジメントを学ぶ「マネジメント研修」の2本柱の研修制度を用意。年次研修も充実しており、7段階のスキルランク制度で着実な成長が目指せる。 |

良い口コミが多かったのは「アイン薬局」「日本調剤」「総合メディカル」だね。
大手調剤薬局6社の教育制度を徹底解説
アイン薬局
アイン薬局には大きく分けると3種類の研修制度があります。研修は70種以上もあり自己成長に繋がる環境が整っています。
研修 | 内容 |
ベーシック教育 | すべての薬剤師が対象の基礎研修。ビジネスマナー、接遇、コミュニケーション力の向上に加え、薬剤師としての基本知識から実践スキルまで段階的に学べる。入社10年目までのフォローアップ研修もあり、長期的にスキルを高められるのが特徴。 |
スペシャリスト教育 | 専門性の高い知識を習得する研修。抗がん剤や抗HIV薬などの特殊調剤に対応する薬剤師や、地域のかかりつけ薬剤師を育成することを目的としている。毎月の学習資料配信や定期勉強会に加え、大学病院と連携した高度医療シミュレーション研修も実施。 |
マネジメント教育 | リーダー・管理職向けの研修。OJTトレーナー研修、リーダーシップ研修、管理薬剤師研修、新任薬局長研修、ナショナル社員研修など、豊富なプログラムを用意。リーダーシップだけでなく、薬局運営や労務管理のスキルも身につけられる。 |
さらに、27種類の資格取得支援制度もあり、研修以外のサポートも充実しています。

口コミでも「研修とか資格サポートが充実してて満足!」って声がけっこう多かったよ。
やっぱり大手ならではのレベル高めな研修だから、薬剤師スキルを本気で伸ばしたい人にはピッタリかも!
でも、研修後の課題も多めらしいから、勉強嫌いな人にはちょっとキツいかもね〜。
日本調剤
日本調剤は、中途入社のフォローや研修制度が非常に充実しており、他業種から転職した方でも安心して働けるサポート体制が整っています。
中途入社後のフォロー
入社1〜3ヶ月目 | 入社月に中途入社者向け集合研修を実施。日常業務の流れ、調剤業務、接遇、システム操作など基礎を学ぶ。配属店舗では、1年間マンツーマンで指導を受け、簡単なピッキングや服薬指導からスタート。徐々に複雑な調剤や薬歴記載も習得し、業務全体を身につけていく。 |
入社4ヶ月〜1年後 | 基本業務に慣れたら鑑査にも挑戦し、段階的にスキルアップ。医薬品発注、レセプト、在宅医療業務にも取り組む。1年後には薬剤師として独り立ちできるよう、業務項目の習得状況をフォロー担当が確認。エリアマネージャーとの面談でキャリア相談も実施。 |
研修制度
日本調剤では、全薬剤師を対象とした「15ステップアップ研修」を実施しています。
e-Learning形式で、テキスト学習後にテストを受け、合格すると次のランクへ進める仕組みです。年3回の受験機会があり、段階的に必要なスキルの習得と定着を図る内容となっています。
薬学知識 | 様々な病気と薬剤について学べたり、在宅医療・OTC医薬品・緩和ケアなど幅広く学ぶ |
理念・法律・制度 | 薬剤師倫理、医薬分業、関連法規、行政指導など法令や制度について学ぶ |
店舗管理知識 | 財務諸表の読み方、調剤報酬、レセプト業務、労務管理などについて学ぶ |
15ステップアップ研修に加え、スキル向上を目的とした各種研修制度や、認定資格の取得を支援する制度も充実しています。
がん緩和を中心とした専門性の向上 | 日本調剤では特にがん治療における専門性を高めることを強化。外来がん治療認定薬剤師数は、業界トップの実績。取得サポートあり |
病院実務研修 | 全国各地で、病院実務研修を導入。期間は1か月~6か月。調剤室業務、注射剤室業務など薬局現場で活かせるスキルを身につける |
その他にも以下のような研修制度があります。
教育情報部ポータルサイト | スキルアップや日々の業務に役立つ情報が得られる |
研修認定薬剤師取得支援 | 研修認定薬剤師取得に関する費用は会社で全額補助 |
CS(患者さま満足)向上研修 | ホスピタリティのある接遇で信頼される薬剤師を目指す接遇研修 |
メーカー勉強会・症例解析・服薬指導勉強会 | 医薬品知識の習得、服薬指導のレベルアップを目的としたMRや医療機関、教育専任スタッフなどによる勉強会 |

口コミでも「研修とか教育の満足度は高め」って声が多かったよ。しかも研修は基本的に業務時間内っていうのが嬉しいポイント!
ちゃんと成長できる環境があるから、薬剤師として自信もつきそうだね。
クオール薬局
クオール薬局では疾患などで分類されたクオール独自の社内認定制度であるクオール認定薬剤師制度があります。
クオール認定薬剤師スタンダードコース | 糖尿病、高血圧などの疾患や在宅・介護などについて、高度な専門知識と最新医療情報を学ぶ ※オリジナルのWebシステムで学習 | 疾患別の診療ガイドラインシリーズ、QOL漢方認定薬剤師など |
クオール認定薬剤師エキスパートコース | 医師や専門家を講師とし、実習も入れながら学ぶ。医薬連携や地域包括ケアの構築など、チーム医療にも関わる | QOLがん認定薬剤師、QOL在宅認定薬剤師など |
クオール認定薬剤師コースに加え、薬局長からマネジメント職までの役職別階層研修や、研修認定薬剤師・かかりつけ薬剤師の支援制度も整っています。
さらに、6年間の育成プログラムとして以下のような研修が用意されています。
広い基礎知識の習得社会人の基礎教育 | 薬歴・リスクマネジメント研修、処方解析研修、薬事コンプライアンス・服薬指導研修など |
専門知識コミュニケーション強化 | 服薬指導・コミュニケーション研修など |
薬学的管理とナラティブコミュニケーション強化 | 薬事研修、がん基礎研修、症候学研修、社内学術大会参加など |
高度薬学管理とセルフメディケーション地域連携の強化 | 処方解析研修(応用)、臨床推論・臨床判断研修、一般用医薬品研修、健康サポート薬局研修など |

口コミでは「教育制度しっかりしてて成長できる環境あるよ」って声があったよ。
研修のあと課題もあるみたいだけど、スマホでできるオリジナルのeラーニングもあって、教育コンテンツがめっちゃ充実してるみたいだね。
クラフト(さくら薬局)
さくら薬局では、入社日に新規採用者研修を行い、その後は自身の経験やスキルに合わせて、500種類以上の研修講座から自由に学べる環境が整っています。
新規採用者研修(入社日) | さくら薬局グループの薬局薬剤師としての実務の基礎を習得 |
新規採用者アシスト研修(入社1ヶ月後) | 店舗勤務開始後につまずきやすい項目を重点的に学習 |
生涯学習講座 | 薬局薬剤師に必要な新たな基礎知識・スキルの習得 |
薬局薬剤師総論 | 最新の調剤報酬や、検査値・添付文書の活用方法など薬局薬剤師としての基礎を学ぶ |
疾患別ベーシック講座 | かかりつけ薬剤師に必要な知識レベルを目指す |
疾患別アドバンス講座 | 認定薬剤師に必要な知識レベルを目指す |
また、さくら薬局では以下のような専門認定薬剤師の取得支援があります。(取得後は手当あり)
- 外来がん治療専門薬剤師
- 緩和薬物療法認定薬剤師
- 在宅療養支援認定薬剤師
- 糖尿病薬物療法認定薬剤師
- 認知症研修認定薬剤師

研修がしっかりしてるから、薬剤師としてのスキルはちゃんと身につけられそうだね。
やる気次第で専門的な薬剤師へのキャリアも目指せるみたいだし、自分に合った道を選べるのも魅力だね!
総合メディカル
総合メディカルの研修制度は現場でのOJTを中心に、「集合研修」「自己啓発」「ローテーション」を組み合わせた独自の教育システムで成長を支援しています。
認定資格制度 | 階層別OJT教育システムで、必要な知識・スキル・マインドを育成します。eラーニングや認定試験でレベルを認定し、取得レベルに応じて薬剤師職能手当が支給。(ベーシック→スタンダード→アドバンス) |
専門性・マネジメントのスキルアップ | 多くの選択型研修を導入しており、自分の興味や希望に合わせて受講できます。自ら選ぶことでキャリアアップにもつながる。 |
選択型研修 | 自身の職務に応じて必要な研修を受講可能(例:シード・リーダー研修(リーダーシップを多角的に学ぶプログラム) |
社員の自己啓発・資格取得支援 | 講座受講費用や資格取得にかかる費用について、一部会社からの補助を受けることができる※条件を満たした場合のみ(例:通信教育講座for(100講座から選択可能) |
- 専門性研修:在宅医療スキルアップ研修、専門薬剤師養成講座
- マネジメント研修:マネジメント研修ファースト、新人薬局長研修、ブロック長研修

口コミでも「研修がしっかりしてる!」って声が結構多かったよ。薬剤師としての基礎スキルをしっかり身につけたい人には、良い環境が整ってるみたい。
階層別のシステムだから、どんなスキルが必要かも分かりやすいのがいいね。
アイセイ薬局
アイセイ薬局では、中途入社者向けに2日間の研修を実施しています。
1日目 | ビジネスマナーや接客、電話応対など、医療人としての基本的なマナーや心得を学ぶ。薬学や調剤報酬に関する基礎研修も行われ、講義と計算演習を通じて理解を深める。さらに、レセコンを使った処方入力や電子薬歴入力の実習を通じて、店舗運営に必要なオペレーションスキルを習得する。 |
2日目 | 模擬薬局を使った実践的な演習を実施。待合室を設けた環境で、患者さま目線の接遇を意識した実習を行う。受付から投薬までの流れをロールプレイ形式で繰り返し体験し、実践的なコミュニケーション能力を身につける。 |
入社後の研修だけでなく、体系的な研修制度とスキルランク制度も用意されています。
研修は、薬の専門知識を深める「プロフェッショナル研修」と、店舗運営やマネジメントを学ぶ「マネジメント研修」の2つが中心です。年次ごとの研修もあり、全員が基礎から着実に学べる環境が整っています。
全員に向けた年次研修で基礎からしっかり学べる環境が整っています。
プロフェッショナル研修 | 調剤・疑義照会・薬歴・薬理・調剤報酬・薬剤管理・店舗管理など |
マネジメント研修 | マナー研修・メンター研修・コミュニケーション研修など |
年1回の試験や資格、社外活動などをもとに7段階で評価され、ランクに応じて研修内容もレベルアップ。モチベーション向上にもつながる仕組み。

ランク制度だから、分かりやすい仕組みになってるね。年1回の試験でランクが上がると、研修の難易度も上がっていくみたい。向上心のある人にはピッタリかも!
ちなみに研修については、良い口コミも悪い口コミも少なめだったから基本的な環境はありそう。
大手ドラッグストアの「研修・教育体制」を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
研修・教育体制だけで選んでいい?転職前に確認すべきポイント
ここまで研修・教育体制で比較しましたが、転職する場合はそれだけで決めては後悔します。
以下のポイントもしっかり抑えておきましょう
- 年収・給与体系:基本給・賞与・手当・昇給幅を総合的に確認
- 経営の安定性:上場企業かどうか、親会社の有無、急激な出店ペースではないかなどを確認
- 職場環境・人間関係:離職率や口コミサイト、実際に面接や見学で感じる雰囲気
- 研修制度・成長機会:OFFJT研修だけでなく、OJT(現場教育)、認定薬剤師取得支援、外部研修参加など、スキルアップを後押しする制度があるか
- キャリアパスの有無:薬局長、エリアマネージャー、在宅専門、専門薬剤師、教育担当など多様なキャリアの選択肢が用意されているか
- 異動・転勤の可能性:全国展開している企業では転勤があるケースも。ライフスタイルに応じて「転勤なしコース」が選べるかも要確認
- 地域連携・在宅医療の実績:地域包括ケアに関わりたい、在宅に関心がある人は、地域活動や居宅訪問の件数、連携先の医療機関などもチェック
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迷ったらプロに相談を|転職エージェントの活用
「転職しようかな?」と思ったら、まずは自分で情報収集することも大切です。とはいえ、個人で得られる情報にはどうしても限界があります。
そんなとき頼りになるのが、転職のプロであるエージェントの存在です。
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まとめ
この記事では、大手調剤薬局6社の研修・教育体制を比較しました。転職を考えている方は、ぜひ参考にして次の一歩を踏み出してみてください。
転職活動を進める際は、転職エージェントの活用が欠かせません。自分ひとりでは気づけない選択肢や情報を得ることができます。
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各企業記事では研修・教育体制以外のこともまとめてありますので興味がある企業記事をぜひ確認してみてください。
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