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【薬剤師1年目だけど転職したい…早すぎる?】後悔しないための判断基準と対処法

薬剤師の仕事
  • 薬剤師1年目だけど、今の職場が嫌すぎる。転職したい。
  • 入社して3年は働けって言うけど、1年で辞めるのはダメなのかな?
  • 先輩と合わなずぎる。環境を変えたいけど1年で辞めるってやばい?

薬剤師1年目だけど今の職場を辞めたいと感じている人は多いですよね?でも、1年目で辞めるって将来的に不利になるかもと思う人も多いのではないでしょうか?

この記事では、薬剤師1年目でも転職しても良いのか・辞める前に考えるべきことについて書かせていただきました。

私は大手ドラッグストアで薬剤師面接もさせていただくこともあります。また、エリアマネージャーとして1年目で辞めていった部下をたくさん見てきましたのでリアルをお伝えすることができます。

この記事を読んでいただくと、転職した方がいいのか・しない方がいいのかを判断することができます。

結論としては以下です。

  • 1年目での転職は問題ないが,理由によっては不利になることもある
  • 転職理由を明確にして転職することで解決するか」を熟考することが大事
  • 採用側は「またすぐに辞めないか」と不安を持って面接してることを認識する
  • 面接で採用側に問題ないと思われることが大事(辞めた理由が明確納得できる

転職活動をする場合は、必ず転職エージェントを活用しましょう。

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なくま
なくま

今の仕事はつらいけど、1年目でも辞めてもいいのかって不安になるよね?
実際の薬剤師面接の経験や現場経験を交えて解説していくよ。

薬剤師1年目で転職しても大丈夫?

薬剤師1年目で転職することは基本的には問題ありませんが、不利になる場合はあります。

薬剤師1年目で転職している人はいるのか?

薬剤師1年目で転職している人はいます。

薬剤師を含む「医療・福祉」に該当する職場の人(令和3年3月卒)では1年以内に13.8%が離職しているとのデータがあります。令和3年雇用動向調査結果の概況

このデータは薬剤師だけではありませんが、薬剤師も同様だと考えられます。

また、私が勤めている大手ドラッグストアでも毎年1年目で10人以上は辞めています。新卒で100人ほど入ってきますので10%くらいは辞めていることになります。

基本的には辞めた人は次の就職先に転職していますので就職できないということは無いでしょう。

ある転職サイトの薬剤師アンケートでも以下のような結果があります。(転職回数のアンケート)

転職回数人数割合
なし57426%
1回51923.5%
2回42719.4%
3回29113.2%
4回1607.3%
5回以上23410.6%
引用元:m3.com薬剤師

アンケート結果から薬剤師の4人に3人は転職を経験していることが分かります。

今の時代、転職は当たり前になりつつあります。

薬剤師1年目で転職すると不利になることはある?

不利になることはあります。

一般的なイメージとして「3年は続けた方が良い」と考える人が多い印象です。

また、企業としても長期的に働いてくれる人を採用したいという企業が多いので「1年目で転職する人」は大丈夫かな、と不安になるのが一般的です。

私も薬剤師面接をしてきましたが、短い期間で転職している方は「ウチで続けられるか?」「転職の理由は適切か?」を見極めるように面接していました。

逆を言うと「転職の理由が明確」で「続けられる人材」と判断できれば採用されるということです。

また、人材が不足している企業では転職理由に関わらず採用してくれる企業もあるでしょう。

なくま
なくま

実際1年目で辞める人は結構いるよ。でも辞める理由が明確になっていることが大事だね。
なんとなく嫌では転職が難しくなることもあるので理由を明確にしよう。

薬剤師1年目が転職したくなる理由8選

薬剤師1年目で転職する理由は色々ありますが以下のような理由がほとんどです。

職場の人間関係

一番多いのは職場の人間関係です。特に病院や調剤薬局は閉鎖的な環境なので人間関係で悩む人も多いです。

仕事で分からないことを先輩や上司に聞きたいけど、人によっては優しく教えてくれなかったり、「なんでこんなことも分からないの?」と言われることも。

実際に多い声

質問しただけで怒鳴られた…もう怖くて何も聞けない。人間関係がギスギスしすぎて限界。

お客様・患者様トラブルで精神負担

お客様や患者様は良い人ばかりではありません。人によっては薬剤師にひどい言葉を浴びせる人もいます。入社間も無いと答えられないことも多く精神的に負担がかかる人も多いです。

実際に多い声

患者さんに『こんな簡単なことも分からないの?』って怒鳴られて、毎日ビクビクしてる。

労働環境がハード

職場によっては労働環境がハードで転職を考える人も多いです。長時間勤務や遅番が続く、残業が多すぎるなど続けていくことが困難だと感じる人もいます。

また病院勤務では夜勤や当直がつらいと感じる方も多いです。

実際に多い声

残業当たり前、昼休憩なし、夜も遅い。心も体ももたないと思って転職を決意しました。

職場が遠い

職場までの通勤時間が長く、転職を考える人も多いです。規定上は60分〜90分でも90分ギリギリになると毎日3時間の通勤時間となります。

人員不足の場合ではこのような遠い場所への勤務もあり継続すると転職を考える人も出てきます。

実際に多い声

通勤に片道90分。朝も早いし帰りも遅いし、何のために働いてるのか分からなくなった。

理想、就活時と話が違う

入社時は自分なりに働くイメージを持っていますが現実との差異があることも。就活時には色々話を聞いて入社してきますが、聞いていた話と違うことが多いと会社への不信につながり転職を考える人もいます。

実際に多い声

話と違いすぎた。配属先も業務内容も説明と全然違って、もう会社が信用できない。

給料に対する不満

特に調剤薬局や病院薬剤師では給与が低く、不満につながる人も多いです。こんなに働いてこれだけしかもらえない、となるともっと給料が高いところに行きたいとなります。

実際に多い声

思った以上に手取りが少ない。責任もプレッシャーも大きいのに、見合ってない。

教育体制・フォロー体制が整っていない

特に中小企業の調剤薬局では教育体制が不十分だったり、分からないまま仕事を任されることもあります。将来的に成長できない不安にもつながり転職を考えるきっかけになります。

実際に多い声

入社初日に『これ覚えて』と調剤任されて、誰も教えてくれない。怖くて毎日吐きそう。

ライフスタイルの変化

パートナーの転勤や結婚、親の介護などライフスタイルが変わることで転職を余儀なくされるケースもあります。

実際に多い声

夫の転勤で急に引っ越しが決まり、続けたくても通えなくなった。泣く泣く転職するしかなかった。

なくま
なくま

実際にエリアマネージャーとして働いていて1年目転職で多いと感じるのは「人間関係」「お客様対応」「理想とのギャップ」かな。
その中には「転職しても変わらないのでは?」と思う人もいるよ。まずは「転職が必要か」よく考えることが大事!

薬剤師1年目でも転職が不利にならないケースとは?

薬剤師1年目の転職でも不利にならないケースもあります。以下のような適切な理由は不利にはなりません。

企業側の大幅な業績不振

企業の業績不振により給与が大幅に下がった・大幅な人員削減で人員不足が顕著になったなど企業側の問題が明らかな場合は不利にはなりません。転職先の面接でも明確な理由を伝えると良いです。

パートナーの転勤や介護

パートナーの転勤や介護なども理由が明確なので不利にはなりません。明らかに周りの環境が理由であれば問題なしです。

健康上の問題

健康上の問題であれば基本的には不利にはなりにくいです。しかし、現状回復していることが前提です。

メンタル疾患の場合は不利になる可能性はあります。転職先の面接官としては「ウチでは大丈夫かな?」と思います。
今は回復していること・自己調整ができていることをしっかり伝えましょう。

ハラスメントによる転職

ハラスメントによる転職であれば不利にはなりにくいです。しかし、「それって甘えでは?」と捉えられた場合は不利になります。

ハラスメントの条件をしっかり把握し、ハラスメントがあった事実を伝えられるようにしておききましょう。また、職場の離職率なども伝えられるとさらに良いです。

なくま
なくま

実際に僕が面接官でも転職の理由を、明確な事実を元に話してくれたら納得できるね。「それならしょうがないよね」って思えるかどうかだね。

1年目薬剤師が転職前にすべきこと3選

1年目薬剤師が転職したいと感じてもすぐに行動するべきではありません。以下の4つは必ず行って「転職するべきか」をよく考えましょう。

紙に書き出し整理する

まずは紙に書き出し、自分の状況・考えを整理することが重要です。

  • 今の職場で悩みを解決する方法はないか?
  • 時間と共に解決されないか?
  • 転職をすれば悩みが解決されるか?
  • 自分に問題はないか?
  • 逃げの転職ではなく前向きな転職か?
  • 学ぶ機会が本当に少ないか?

これらの質問が全て「YES」であれば転職をおすすめします。

同じ世代の薬剤師と比較する

同じ世代の薬剤師と比較してみることも自分の状況を把握するために重要です。薬剤師1年目の同期や友達に比べ、明らかに環境が問題の場合は転職する価値はあります。

信頼できる人に相談する

転職を決める前に信頼できる人に相談してみましょう。親や先輩など人生経験が上であなたのことをよく知る人がベターです。違った角度で答えが見つかる場合も多いです。

なくま
なくま

現状がつらい場合は「転職したら人生変わる」って視野が狭くなっている場合も多いよ。実際に転職後に前の職場に戻りたいって人もいるくらい。しっかり考えよう。

以下のような体調不良が続く場合は休職しましょう。身体は限界に近づいています。

  • 眠れない
  • 食欲がない
  • 不安感が続く
  • ミスが増える
  • 考えがまとまらない
  • 言いたいことがまとまらない

薬剤師1年目が転職を成功させるためのポイント

自己分析をおこなう(優先順位・価値観・仕事に対し)

転職活動前には今一度、自己分析を行うことをおすすめします。

転職活動前に整理すべきこと
  • 自分の「価値観」と「大切にしたいこと」
  • これまでの経験・スキルの棚卸し
  • 自分の強み・弱みの整理
  • 理想の働き方の明確化
  • 転職の目的(なぜ転職したいのか)

これらを明確にすることで次の転職への指針にすることができます。また、転職エージェントに伝えることでより自分にあった転職先の紹介にもつながります。

転職先の面接時にも聞かれることもありますので一度しっかり棚卸しをしておきましょう。

なくま
なくま

転職活動には「自己分析」が最も大事!面倒だと思わずに自分としっかり向き合うことが転職成功につながるよ。

転職活動は在籍中に行う

転職活動は在籍中に行いましょう。辞めてしまってから転職活動すると、決まらないことで焦りが出ます。また、辞めてから転職までの期間を空けすぎない方が良いです。

転職までの月日を空けすぎない

辞めてから転職までの期間は空けすぎない方が良いです。空けすぎることで転職先の面接官は「何かあるのか?」と不安になります。理由がないとマイナスなイメージを持たれることもありますので注意しましょう。

前向きな退職理由を準備しておく

退職理由は前向きな理由を準備しておきましょう。退職理由は決して完璧なものでなくても構いません。大切なのは「不満」ではなく、「将来どうなりたいか」を軸に話すことです。

前向きな理由の言い換え例

NG表現: 上司や同僚と合わなくてつらかった
前向きな言い換え:よりチームで協力しながら働ける職場環境を求めて転職を考えました。

NG表現: 常にバタバタして、患者さんとゆっくり向き合えなかった
前向きな言い換え:一人ひとりの患者さんとしっかり向き合える職場で働きたいと感じました。

NG表現: ここにいてもスキルが伸びない
前向きな言い換え:より専門性を高めて、スキルアップできる環境に挑戦したいと考えました。

退職理由は「現職で退職を伝える場合」「次の転職先での面接時」に伝えることになりますのでしっかり準備しておきましょう。

ボーナスが貰えるか確認する

現職のボーナスがもらえるかどうかは辞める時期によります。また、退職を伝える時期により減額もありえます。一般的に「ボーナス支給日当日以降」に退職を伝えれば、満額受け取れるケースが多いです。

内定をもらっても焦って即決しない

転職活動では内定をもらっても焦って即決しないようにしましょう。

内定が出てからやるべきこと
  • 給与・勤務条件を最終チェック
  • 気になる点をエージェントに確認
  • 現場見学の依頼(できれば)
  • 他社選考の状況を整理
  • 一晩以上あけて冷静に判断

転職先を決めてから報告する

自分の中で転職を決断した場合、現職の上司へ退職を伝えるのは「転職先が確定後」にしましょう。

次の転職先が決まっていないと上司(会社)としては「まだ止めれるかも」と引き止めを行います。自分にとっても周りにとっても時間の無駄になります。

転職先が決まっていれば引き止めはなくなりますのでお互いにとってメリットとなります。

辞めるか迷う場合や、現職に改善してもらえる可能性がある場合は上司にしっかり相談しましょう

1ヶ月前には言う(可能であれば2ヶ月)

転職する場合は1ヶ月前には上司に申し出ましょう。急な退職は周りに迷惑がかかりますし、悪い印象を与えることになります。スッキリした気持ちで辞める為にも最低限の配慮は必要です。

なくま
なくま

実際に退職を申し出るのは勇気がいるよね。上司の立場としては「次の転職先が確定していて、しっかり配慮ある申し出」があれば応援する気持ちになるよ。逆に「急に辞める」など配慮ない人は応援できないな。

1年目薬剤師は転職エージェントを活用すべき理由

転職する場合は、まずは自分で情報収集することも大切です。とはいえ、個人で得られる情報にはどうしても限界があります。

そんなとき頼りになるのが、転職のプロであるエージェントの存在です。

1年目薬剤師が転職エージェントを活用すべき理由

①自分に合った職場をプロが提案してくれる
→ 1年目は「何が合うか」がまだ分かっていない人も多い。
→ エージェントは希望条件や不安を聞いた上で、性格や経験に合った職場を提案してくれる。

② 面接対策・書類添削をサポートしてくれる
→「1年で辞めた理由をどう説明すればいいか分からない」という悩みは多い。
→ エージェントは、面接官目線でのアドバイス伝え方の工夫をしてくれるので安心。

③ ブラック企業を避けられる(内部事情を知っている)
→ HPでは分からない情報(離職率・人間関係・教育体制など)をエージェントは把握している。
→ 「1年目がよく辞めている職場」「教育がない」なども事前に教えてくれる。

④ 年収や条件交渉を代行してくれる
→ 自分で「もう少し給料上げてほしい」とは言いづらいが、エージェントが交渉してくれる。
年収アップや働き方の希望が通りやすくなるのは大きなメリット。

⑤ 応募先とのやり取りをすべて任せられる
→ 仕事しながらの転職活動は大変。
→ エージェントが日程調整・応募・条件確認など全て代行してくれるので、負担が少ない。

⑥ 完全無料で利用できる
→ 転職先の企業から報酬をもらうビジネスモデルなので、求職者側の費用負担はゼロ
→ 情報収集だけでもOKなので、気軽に相談しやすい。

ファルマスタッフは口コミでも「エージェントが親身に話を聞いてくれる」と満足度高いです。まずは登録してエージェントに相談してみましょう。

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なくま
なくま

転職エージェントは最低2つは使うのがおすすめ!基本無料なのでしっかり活用しよう!

まとめ

この記事では「薬剤師1年目でも転職しても良いのか・辞める前に考えるべきこと」について書かせていただきました。

1年目でも転職は「逃げ」ではなく「前向きな選択」です。自分と向き合い、正しい準備をすれば、転職で理想の働き方に近づくことは可能です。

まずは転職エージェントに相談して、プロの意見を聞いてみてください。

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